一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10日、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatの脆弱性に関し注意を喚起した。米Adobe Systemsは現地時間9日、この脆弱性に対処したAdobe ReaderおよびAcrobatの最新版を公開している。

Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatの脆弱性(APSB14-28)では、第三者が細工したPDFなどを閲覧させることで、コード実行やメモリ破損、TOCTOU問題などが起こりうる恐れがある。Adobeは計20件の脆弱性を修正した最新版を公開済み。脆弱性の深刻度は4段階のうち最も高い「critical」となっている。

最新の更新プログラムは、下記のバージョン。

  • Adobe Reader XI 11.0.10 (Windows、Mac)
  • Adobe Reader X 10.1.13 (Windows、Mac)
  • Adobe Acrobat XI 11.0.10 (Windows、Mac)
  • Adobe Acrobat X 10.1.13 (Windows、Mac)

Adobe Reader/Acrobat最新のバージョン