矢野経済研究所は12月9日、「『オタク』市場に関する調査結果 2014」サマリーとともに、同調査に関連した「オタクに関する消費者アンケート」調査の結果を発表した。アンケートは年9月、日本国内在住の15歳から69歳までの男女10,080名を対象にインターネットで行われた。

「オタク」層は23%

「自分を『オタク』だと思いますか、もしくは人から『オタク』と言われたことはありますか」と聞いたところ、「オタク」を自認する、もしくは第三者から「オタク」と認知されている層は23%だった。

なお、オタクを自認する、もしくは第三者から「オタク」と認知されている層2,299名のなかで、既婚者(過去に結婚有を含む)層は33%であったのに対し、未婚者(現在及び過去の恋人の有無を問わず)層は67%だった。

オタクの「アイドル市場」への平均消費金額は1人年間9万4,738円

またオタクとされる層2,299名について、19分野別に一人あたりの年間の平均消費金額を算出した。最も高い消費金額を示したのは「アイドル市場」の9万4,738円で、次いで「鉄道模型」4万7,330円、「アダルトゲーム」4万1,877円と続く。

「『オタク』市場に関する調査結果 2014」サマリーによると、2013年度の「オタク」市場を分野別に見たとき、アイドル市場は前年度比19.9%増の863億円。調査では「アイドル市場においてはこうした一人あたりの消費金額の高さも市場拡大に貢献しているものと推察する」としている。

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