トヨタ自動車は8日、ハイブリッドカー「アクア」をマイナーチェンジするとともに、クロスオーバースタイルの新グレード「X-URBAN」を設定して発売した。
今回のマイナーチェンジでは、1灯の光源でロービーム / ハイビームを切替え可能な「Bi-Beam(バイビーム) LEDヘッドランプ」や新意匠のフロントバンパーにより、シャープな表情のフロントデザインに。リヤは縦基調のリヤコンビネーションランプを採用してワイド感を強調し、ターンシグナルランプ部にメッキ加飾を施して質感を高めている。
外板色は、新色「オレンジパールクリスタルシャイン」「フレッシュグリーンマイカメタリック」、シャイニーデコレーション専用色「チェリーパールクリスタルシャイン」「ダークバイオレットマイカメタリック」を含む全14色を設定。フロント・リヤフェンダーの後部にエアアウトレットを追加したことで空力性能が向上し、スポット溶接の増し打ちによってボディ剛性も向上、サスペンションのチューニングなどによってJC08モード走行燃費37.0km/リットルを維持しつつ、高い操縦安定性と快適性も確保された。
新グレード「X-URBAN」は専用サスペンションを採用し、最低地上高が20mmアップ。専用のフロントグリルやサイドマッドガード、ルーフモールなどの外装部品と16インチ専用アルミホイールで、クロスオーバーらしいアクティブなイメージとした。
内装はブラックを基調に、合成皮革とファブリックを組み合わせた専用のシート表皮やオーナメントパネルを採用しており、「アクセント:シルバー」「アクセント:オレンジ」という2色の専用内装色が設定されている。外観のカラーバリエーションは、外板色11色と専用パーツカラーの組み合わせで33通り用意され、内装色7色と組み合わせることで、174通りのカラーバリエーションが実現したという。
スポーツコンバージョン車シリーズ「"G's"」も設定。ベース車(「G」グレード)のボディ剛性向上にともない、サスペンションに専用チューニングを施すなど、高い操縦安定性としなやかな乗り心地を追求している。専用のLEDヘッドランプやリヤコンビネーションランプを採用し、よりスポーティなデザインに。
「アクア」各グレードの価格は、「L」が176万1,382円、「S」が188万7,055円、「G」が195万3,818円、「G "ブラックソフトレザーセレクション"」が203万6,291円、「X-URBAN」が204万6,109円。「G "G's"」の価格は237万7,963円(いずれも価格は税込)。あわせてウェルキャブ(メーカー完成特装車)もベース車同様の改良が施され、199万145~276万5,000円(税別)で発売される。