マウスコンピューターは8日、同社のゲーミングブランド「G-Tune」より、ボタン1つでCPUとGPUを同時にオーバークロックできるデスクトップPC「MASTERPIECE i1581 シリーズ」を発売した。BTOに対応し、標準構成価格は229,800円(税別)から。

MASTERPIECE i1581 シリーズ

アルマイト加工を施した精悍なフロントパネルのPCケースを採用し、前面に「オーバークロック」スイッチを搭載している。このボタンを押すだけで、CPUとGPUを同時にオーバークロック可能だ。オーバークロックのオン時とオフ時には、G-Tune公式キャラクター「Tuneちゃん」の音声による起動音が鳴る。

ベースモデルのCPUはIntel Core i7-5820K(3.3GHz)で、オーバークロックスイッチをオンにすると、6コアすべてが3.8GHzで駆動。水冷CPUクーラーとして、Cooler MasterのSeidon 120XLを採用している。また、ベースモデルのGPUはAMD Radeon R9 290Xで、通常はAMD PowerTune Technology with Boostによって300MHzから1000MHzの範囲で動的にクロックが変化するが、オーバークロック時の周波数を1040MHz固定とした。

Intel Core i7-5820K(3.3GHz)のオーバークロック

Intel Core i7-5930K(3.5GHz)のオーバークロック

Intel Core i7-5960X(3.0GHz)のオーバークロック

PCケースの天板にはエアホールを設け、14cmファンを標準で搭載。さらに、搭載するグラフィックスカードの長さに合わせて、フロントファンの設置場所を変更できる。これにより、グラフィックスカードの直接的な冷却を可能とし、ハイエンドクラスのグラフィックスカードを複数搭載する場合でも、適切なエアフローを構築しやすくなっている。

CPUとGPUのオーバークロック状態を確認できる独自ツール「G-Tune OC Boost」。画像左はNVIDIA GeForce搭載時、画像右はAMD Radeon搭載時

ベースモデル「i1581SA1-DOC-CL」の標準構成価格は229,800円(税別)。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K(3.3GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 16GB(8GB×2、最大64GB)、ストレージが2TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスがAMD Radeon R9 290X 4GB。OSはWindows 8.1 Update 64bit版。

付属のマウスとキーボードは、マウスがG-Tuneオリジナル光学式USBマウス(6ボタン、1000/1600dpi)、キーボードがG-TuneオリジナルPS/2キーボード(最大11キーロールオーバー対応)。本体サイズはW219×D471×H499mm。

上記構成から、グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 980 4GBに変更した「i1581GA1-DOC-CL」は税別249,800円となる。また、CPUをIntel Core i7-5930K(3.5GHz)、メモリをPC4-17000 32GB(8GB×4)、グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 980 4GBに変更した「i1581PA1-DOC-CL」は税別299,800円。CPUをIntel Core i7-5960X(3.0GHz)、メモリをPC4-17000 64GB(8GB×8)、グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 980 4GBに変更した「i1581PA1-SP-DOC-CL」は税別429,800円。