武蔵野銀行は5日、中小企業の人たちの事業内容や成長可能性などの定性面を適切に評価し、「事業性評価」を重視した、むさしの「中小企業アクティブファンド」の取扱いを開始した。

同商品では、過度に担保や保証に依存することなく、企業の経営状況や資金使途、事業からのキャッシュフローなどを客観的・総合的に判断し、同行行員の「目利き力」を活かした融資商品となっていて、業歴の浅い法人の顧客も利用できるという。

また、埼玉県が進めている「ウーマノミクスプロジェクト」に賛同し、女性の社会進出を資金面から支援するため、女性経営者の法人の顧客は年0.1%金利引き下げし、さらに利用しやすい内容となってするという。

「ウーマノミクスプロジェクト」のロゴ

今後も同行は、地域の企業・産業の成長を支援する地元金融機関として、顧客の多様なニーズに応え、最適な商品・サービスを提供していくとしている。

むさしの「中小企業アクティブファンド」の商品概要

  • ファンド総額:300億円

  • 融資対象者:業歴1年以上の法人の顧客

  • 資金使途:運転資金・設備資金

  • 融資金額:100万円以上3000万円以内(10万円単位)

  • 融資期間:5年以内

  • 融資形式:証書貸付

  • 適用金利:同行所定金利(変動金利)。女性経営者(代表者)の場合は年0.1%引き下げ

  • 返済方法:元金均等返済

  • 担保・保証人:同行所定による

  • 融資取扱手数料:1万800円(消費税等込み)