Project Whiteは自作ユーザーに対してゲーミングギアの魅力を伝えるべく、YouTube「ツクモパソコン本店配信動画チャンネル」にて各社の製品を紹介する企画を開始した。

第一弾は、岡谷エレクトロニクスからから12月5日に発売された独ROCCATスタジオのマウス「Tyon-All Action Multi-Button Gaming Mouse」(以下、Tyon)だ。この紹介動画を、AVAのオフラインイベントや公式イベントで実況やMCで知られるトンピ?さんと、ツクモパソコン本店PCパーツ担当の藤本貴裕氏が担当。動画の収録現場に立ち会ったので、模様をお伝えする。

左がツクモパソコン本店ゲーム担当の藤本さん、右がトンピ?さん

Tyon-All Action Multi-Button Gaming Mouseは白黒2種類のカラーリングが用意されている。トラッキング速度150IPS、トラッキング解像度最大8,200DPI、ポーリングレート1,000Hzはフラッグシップ製品ならでは

TyonはROCCAT社のフラッグシップ製品となるマウスで、高い性能と豊富な機能を持っている。大きな特徴は3点だ。

Tyonの機能紹介は主に藤本さんが行った

1つ目は、スクロールホイールの後ろにある「FinSwitch」。人差し指か中指の第二関節周辺で操作することで、素早い入力に対応する。大抵のマウスが持つホイールのチルトスイッチの代わりに用意されており、誤入力を減らすことができるという。

2つ目は、左サイドのスカート部分に用意された「EasyShift[+]」ボタンだ、これを押しながら他のボタンを押すことによって、別の機能(操作)を割り当てることができる。ボタン機能としての割り当ては最大16だが、EasyShift[+]を併用すると、最大30ボタン仕様に対応する仕組みだ。このボタン数の多さによって、MMOにも十分に対応できるという。EasyShift[+]ボタンによって、右手だけで多くの操作を行えるようになった。

最後の3つ目が、左サイドに用意された「X-Celerator」で、親指でのアナログ入力が行える。視点移動が必要なゲームでも、右手だけで視点変更に対応するという。

フラッグシップ製品ということもあって、メーカー想定価格は99.99ユーロと少々お高い。日本でも13,980円となっているが「これでも想定レートは円高気味(国内代理店のOEC担当者談)」とのことだ。

写真ではやや分かりにくいが、人差し指の先にあるのがEasyShift[+]ボタン

FinSwitchは、このように人差し指と中指の間に収まるように配置される。ボディはやや大柄に見えるが、標準的な男性ならば収まりはよさそうだ

トンピ?さんは、Tyonの発売前にモニターを行ったそうだ。MMOの場合、EasyShift機能によって、スキルをショートカットに割り振ってすぐに利用できるとした。また、例えば「Warframe」という宇宙を題材としたゲームでは、FinSwitchによって上下に移動、X-Celeratorによって視点を移動と、右手だけで操作できるのが強みになるという。視点移動に関しては、FPSの人気タイトル「BF4」でも有効だそうだ。

トンピ?さんはROCCATのデバイスサポートを受けているため、ROCCATのTシャツにドッグタグを身に着けて登場。AVAの実況解説でも人気だ

ROCCATの下でややテカっているのがX-Celeratorで、アナログ入力になるがボタンにも対応。そのすぐ下にボタンが2つ、その下にEasyShift[+]がある

右側サイドはボタンなし。マウス本来の左右ボタンとその左右にボタンが2つずつ、FinShitchとホイールクリック、 X-Celeratorの下にボタンが2つ、さらにEasyShift[+]とスイッチ的には12+X-Celeratorとホイール上下で、最大16ボタン仕様となる