カシオ計算機は、手鏡のようなデザインの自分撮り用カメラ「EX-MR1」を海外発表した。鏡の奥に21mm(35mm判換算時)の広角レンズを配置する。日本での発売予定はない。
EX-MR1は、自分撮り用の多彩な機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ。本体の前面は鏡面仕上げとなっており、丸みを帯びた手鏡のようなデザインだ。一見レンズが見当たらないが、鏡の奥に21mmの広角レンズを搭載し、ユーザーは鏡を見つめながらシャッターを切る。鏡の裏にレンズを配置したことで自然な目線の写真を撮れるという。
「Make-up Mode」には、肌の明るさを6段階で調節できる「Skin Tone」機能、肌のなめらかさを12段階で調節できる「Smooth Skin」機能を搭載。みずみずしくつややかな肌に見せ、自分をより美しく表現できるとしている。
そのほか、スタンプ8種類、フレーム8種類で撮影した写真をデコレーションできる「Paste Subject」機能、9種類のエフェクトを用意する「Art Shot」機能などを備える。また、Wi-Fiを搭載するため、撮影した画像をその場でスマートフォンやタブレットへ転送し、SNSなどで共有することもできる。
撮像素子は有効1,400万画素の1/2.3型正方画素CMOSセンサー。レンズはF5で焦点距離21mm(35mm換算時)の単焦点レンズ。対応感度はISO100~ISO3200。撮影可能範囲は約10cmからとなっている。静止画記録はJPEG方式、動画記録はMOV形式(H.264/AVC準拠・IMA-ADPCMモノラル音声)で、フルHD(1,920×1,080ドット)。内蔵メモリとして約28MBを持ち、外部記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードだ。
電源は内蔵バッテリで、充電端子はmicroUSB。背面には2.7型の液晶モニターを備える。バッテリ寿命は撮影枚数が約230枚(CIPA規格準拠)、フルHD動画の実撮影時間が約35分。サイズはW104.2×D21.1×H60.8mm、重量は133g(バッテリーとメモリーカードを含む)。カラーはホワイト、ピンク、グリーン。