SoftBank Internet and Media(以下、SIMI)とタクシー配車アプリを提供するシンガポールのGrabTaxi(以下、グラブタクシー)は4日、ソフトバンクがグラブタクシーに2億5,000万ドル(約298億円、1米ドル=119円台で換算)を出資し、同社の筆頭株主となることに合意したと発表した。

グラブタクシートップページ(出典：グラブタクシーWebサイト)

グラブタクシーは、GPS機能を活用し、最短場所にいるタクシーを簡単に配車することができるサービス。2011年のハーバード・ビジネススクールのビジネスプランコンテストで準優勝し、2012年に創業。

以来、東南アジアにおいて最大のタクシー配車アプリ提供者へと急成長し、現在マレーシア、フィリピン、タイ、シンガポール、ベトナム、インドネシアの6カ国内17都市においてサービスを提供している。

グラブタクシーのアプリは現在250万件ダウンロードされており、月間ユーザー数は50万人に上る。利用者は、アプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードすることで、タクシーの配車予約をすることができる。

今回の戦略的投資とパートナーシップを通じて、SIMIは東南アジアにおいてソフトバンクグループのプレゼンスをさらに高めるとともに、グループ内インターネット企業群との連携によるシナジーの最大化を目指すという。