日本能率協会総合研究所はこのほど、子育て中の母親を対象に実施した「家族の体調管理」についての調査結果を明らかにした。調査は10月10日~15日にかけて行い、1,000名から有効回答を得た。
同調査は、核家族世帯(3人~4人)で、3歳~小学生の子どもを持つ母親を対象に行った。
まず、今年の冬、自身や家族の体調の維持・管理で悩ましいことや心配していることはあるか尋ねたところ、70.6%が「ある」と回答した。具体的には「様々な感染症の流行」が26.7%と最も高く、次いで「子どもを病院に連れて行くタイミングに迷う」(24.7%)、「体調を崩しても休めない」(19.9%)、「自分(または家族)は普段から風邪をひきやすい」(18.6%)が続いている。
次に、上記についての、具体的な悩み・心配していることを自由記述形式で聞いた。「風邪をひき、小児科を受診するとそこで色々なウイルスに感染する」「集団生活をしているとインフルエンザにかかりやすい」「自分が体調を崩すと、家事をする人がいなくなる」「インフルエンザワクチンが高額」「受験生がいるので家族全員での対策が必要」など、インフルエンザや風邪の感染に関する悩みが多く寄せられた。