宣伝会議は2日、月刊雑誌『トッププロモーションズ販促会議』2015年1月号に掲載した、訪日外国人観光客における「旅行中のショッピングに関する行動」についての調査結果を発表した。
調査対象は過去3年以内に観光で日本を訪問した米国・中国・台湾の15歳~70歳の個人で、有効回答は323人。調査方法はインターネット。
日本でショッピングする際、最も重視することを聞くと、米国は「価格」が31.8%でトップ。中国は「品質」が64.2%と圧倒的に多く、「品揃え」「価格」の2倍以上となった。台湾は「価格」が50.9%で最多となり、以下、「品質」「場所・立地」と続いた。
不満・心配だったことは言語に関するものが多く、特に米国に比べて中国・台湾の「接客・サービスにおける言語」の不安が高くなっていた。
「Made in Japan」の重要性を尋ねると、「絶対に日本製を買いたい」と答えた人が最も多かったのは米国で55.7%。なお、「出来れば日本製を買いたい」まで含めると、中国、台湾、米国の順となり、中国のみ「日本で購入できれば何でも良い」の回答がゼロとなった。
買い物中や買い物後のSNSや口コミサイトへの投稿については、中国は94.4%の旅行者が投稿。「買い物中」の投稿は米国、「帰国後」の投稿は中国と台湾が多かった。また、ポジティブな投稿は「商品の中身」に関するものが3カ国ともに多かったほか、「店員や接客」は台湾が突出して高く、「キャラクター」への反応は米国が最も高かった。