ダイジョブ・グローバルリクルーティングは、日本語、英語、中国語以外の外国語スキル(以降:ニッチ言語)の需要状況を調査した。

ニッチ言語の需要

ビジネス会話以上を求める求人が8割

同調査は、2013年、2014年の10月にバイリンガルを対象とした転職・求人情報サイトDaijob.comに掲載されている求人を対象に実施したもの。

2013年10月と2014年10月の同サイトへの掲載求人のうち、ニッチ言語のスキルを必要としている求人を比較したところ、求人数は1.9倍に増加していた。全体の求人総数に占める割合も2013年度は1.21%だったのに対し、2014年は2.08%と0.87ポイント増加している。

アジア圏ではベトナム語、マレー語、タイ語、インドネシア語、ヨーロッパ圏ではフランス、ドイツ、イタリア語のニーズが増加傾向にある。また、それらの言語レベルは、ビジネス会話以上を求める求人が2013年、2014年ともに83%を占めている。

ニッチ言語に加え、日本語レベルを重視する傾向も見られる。2013年10月、2014年10月ともに、88%がビジネス会話以上の日本語のスキルを求める求人が占めた。2014年10月には、さらに高まり、ネイティヴレベルの日本語を求める割合が10%増加している。

ニッチ言語+日本語スキルの需要

業種別で見ると、2013年10月に於いても需要の高い製造業、卸売業・小売業に加え、2014年10月では、サービス業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業でのニッチ言語需要が倍以上に増加している。職種別では、営業におけるニッチ言語需要は高い状況が続き、教育・語学系の通訳や財務・会計の中でも、経理における需要が増加した。