ニューヨーク発祥の現代北欧料理レストラン「アクアヴィット」は12月1日、今年ミシュランNY版で2つ星に輝いたニューヨーク本店のメニューの提供を開始した。
アクアヴィット本店は、スウェーデン人オーナー、ホカン・スワン氏によって1987年にニューヨークに創業。北欧の伝統的な郷土料理に、フレンチのテクニックと、ニューヨークの洗練された感覚を融合させた現代的な北欧料理を、北欧モダンデザインの店内で提供している。
シェフのエマ・ベングッドソン氏は、今年10月発売の「ミシュランNY版」で2つ星を獲得した。これによりスウェーデン人女性で初のミシュランシェフで、かつアメリカでも2人しかいない2つ星女性ミシュランシェフとなった。
このほど東京店(東京都港区)で、エマ氏が北欧食材の使用と、北欧の調理法(食材保存の観点で発達したくん製、酢漬け、塩漬け等)、女性らしい華やかさにこだわって考えたメニュー「シェフズ・テイスティング」を提供する。同店では、ニューヨークにてエマ氏から直接手ほどきを受けた小川充雄シェフが調理を行う。
同メニューは、スウェーデン人がキャビアより好むという白マスの卵「ロイロム」を使用した前菜、北欧でもよく食されるタラのポワレ、トリュフを使用したリゾット、冬野菜とともに味わう牛フィレ肉のポアレ、"北欧圏の鳥の巣"をイメージしたデザートなどを楽しむことができる。価格は1万2,000円(税・サービス料別)。