日本能率協会総合研究所はこのほど、子育て中の母親を対象に実施した「家族の体調管理・気になる感染症」についての調査結果を明らかにした。調査は10月10日~15日にかけて行い、1,000名から有効回答を得た。
同調査は、核家族世帯(3人~4人)で、3歳~小学生の子どもを持つ母親を対象に行った。
まず、今冬の自身や家族の体調の維持・管理への対策について聞いた。昨年と比べて対策は変わっているか尋ねたところ、「平年並み」が最も多く79.5%だった。「強化すると思う」が19.0%、「減らすと思う」が1.5%となった。年代別に見ると、20代は「強化すると思う」の割合が高く、43.5%がそのように回答している。
気になる感染症があるかどうか聞くと、87.9%が「ある」と回答した。具体的には「インフルエンザ」が72.0%と最も高く、次いで「感染性胃腸炎」(48.7%)が続いている。「デング熱」(39.3%)、「エボラ出血熱」(37.9%)の回答も多く、各種の感染症の報道も影響しているようだ。