会社の中で唯一、自分1人だけの時間が許されるプライベートな空間、トイレの個室。何かあるとトイレに逃げ込むという人も多いことだろう。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、会社のトイレの個室でしたことがある行為について答えてもらった。
Q.会社のトイレの個室でしたことのある行為を教えてください?
1位 メール 41.3%
2位 考え事 20.0%
3位 寝る 19.3%
4位 ネットサーフィン 15.3%
5位 泣く 13.0%
Q.その行為をした理由を教えて下さい
■メール
・「デスク周りで携帯をさわるのは気が引けるので」(30歳男性/金融・証券/専門職)
・「家族からのメールに返信するためです……私的な事なので、隠れてしようと思いました」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「上に見られてはまずい内容を同僚に送った事があり、その送信場所がトイレだった」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/その他)
・「音信不通になっていた彼女からメールが来て、休憩時間まで返信するのを待てなかったから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「たまたまLINEが来たので」(22歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
■考え事
・「ひとりで考えたかったので」(28歳女性/学校・教育関連/販売職・サービス系)
・「なんとなく落ち着くから」(50歳男性/その他/事務系専門職)
・「休日の予定を考えることがよくあります」(24歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)
・「失恋したときついこもってしまった」(30歳女性/電機/事務系専門職)
・「上司に怒られて、冷静になるためにトイレで少し考えていた」(43歳男性/医療・福祉/営業職)
・「考えることがたくさんあり、いったんクールダウンを一人だけでいられる場所でしたかった」(29歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■寝る
・「オールのまま仕事に行ったので、少し仮眠を」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「激しい眠気に襲われたので10分ぐらい寝た」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「寝不足で頭が働かなかったから」(37歳男性/通信/技術職)
・「終電帰りや徹夜が続き、暖かい便座に座った途端、意識が飛んだ」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「眠たかったし、息抜きをしたかったから」(32歳女性/情報・IT/技術職)
■ネットサーフィン
・「基本携帯電話使用禁止だから」(29歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「仕事に集中できなかったため、気分転換にネットサーフィンをしてしまった」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「買い物がしたかったから」(28歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「トイレのあいだの朝の時間は株の売買が活発な時間帯なので」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「どうしても取りたいチケットがあったので」(25歳女性/不動産/事務系専門職)
■泣く
・「仕事であまりにも悔しい思いをしたが、周りに泣いたとばれたくなかった」(26歳女性/金融・証券/営業職)
・「上司の指摘に対して悔しくて泣いた、泣ける場所がない」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「ペットが病気で助からないと聞き、会社で我慢できずにトイレで泣いた」(27歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「人前で泣くのはいや」(42歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「社内では泣くことができないので」(30歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■総評
会社のトイレの個室でしたことがあること、1位は「メール」で、実に41.3%もの人がトイレで携帯のメールやLINEをチェックしていた。友だちや家族、恋人などからの私的なメールはデスクでは大っぴらにチェックできないので、トイレで……という人が多いようだ。緊急の用事以外に、仕事がヒマになった時や疲れたときの気分転換に、トイレでメールチェックするという意見も。「同僚へメールするのに、上司に見られてはマズい内容だったのでトイレから送った」なんて回答もあったが、どんな内容だったのか非常に気になる。
2位は「考え事」。用を足しながらボーッと考えをめぐらすのに、一人っきりになれるトイレは最適なよう。休日の予定や恋の悩みなど、プライベートなことを考えるという人と、仕事が失敗した時や上司に怒られた時など、一度トイレに入って冷静になる、という人がいた。リラックスできるので、デスクで考えるより仕事のアイディアが浮かびやすいという意見は、一理ある。
3位は2位と僅差で「寝る」がランクインした。仕事中に激しい眠気が襲ってきたら、トイレに駆け込んで5~10分くらい仮眠している企業戦士が多いよう。そのつもりはなかったが、寝不足のところに便座の温かさが追い打ちとなって、不覚にも眠ってしまったという人も。確かに、これからの季節は要注意だ。
4位に入ったのは「ネットサーフィン」。検索やショッピングなどで軽い気分転換をしている人に混じって、「株の売買」「チケット予約」など本気モードの人もいた。5位は「泣く」。仕事で悔しい思いをして、人前では泣けないのでトイレで……という頑張り屋さんたちの意見が並んだ。
気分転換、仮眠場所、金儲け……オフィスのトイレの個室には、思った以上にさまざまなドラマが隠されていて、働く人たちにとってさまざまな役割を果たす場であることが分かった。悲喜こもごもは、しっかりトイレの水に流して、扉を開けたらまた仕事に集中していこう。
調査時期: 2014年11月12日~11月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性130名 女性170名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート