ヴォーカーズはこのほど、「女性が働きやすい会社・業界ランキング」を発表した。
同ランキングは、企業リサーチサイト「Vorkers」に投稿した20歳~59歳までの女性2万1,170件の評価レポートをもとにランク付けした。女性の働きやすさの指標として、風通しの良さ、法令順守意識、社員の相互尊重、残業時間、有休取得率の5項目のデータを分析している。
働きやすい会社1位は国内最大手の弁護士事務所
「女性が働きやすい会社ランキング」の1位は、弁護士数320名を超える国内最大手の弁護士事務所「長島・大野・常松法律事務所」だった。「女性が多い職場なので、女性のサポート体制は整っている」というクチコミが寄せられている。
2位は「早稲田大学」と「ドリームスカイ名古屋」だった。上位にランクインしている会社はいずれも、有休・産休・育休などの制度が整えられており、かつ運用もしっかりされている。
働きやすい業界ランキング2位は「クレジット、信販、リース」
「女性が働きやすい業界ランキング」では、1位は「治験、臨床試験、医薬営業受託」、2位は「クレジット、信販、リース」、3位は「官公庁、独立行政法人」となった。1位の「治験、臨床試験、医薬営業受託」は、品質管理やデータの分析など自宅勤務で行える作業もあり、小さな子供をもつ女性にも働きやすい業界であることが評価されているようだ。
一方、働きやすい業界ランキングの最下位は「理容、美容、エステティック」となっている。女性に人気のある職業であり、従業員の大半を女性が占める業界でありながら、仕事と家庭の両立が難しい業界のようだ。2位は「フードサービス、飲食」、3位は「放送、出版、新聞、映像、音響」だった。
有休取得率が低い業界は「フードサービス、飲食」
「女性の有休取得率が低い業界ランキング」の上位は、いずれも土日に営業している接客関係の業界が上位を占めた。ワースト1位は「フードサービス、飲食」、2位は「理容、美容、エステティック」、3位は「教育、研修サービス」、4位は「不動産関連、住宅」となっている。