前回のレポートでは、2014年に登場したロボット掃除機のうち、定番的な製品をまとめて紹介した。本稿では、拭き掃除に特化したロボット掃除機や、特殊な形のもの、キャラクターを採用した個性派モデルを紹介する。

拭き掃除もロボットにお任せ - アイロボット「ブラーバ380j」

ブラーバ380j(製品発表会にて撮影)

ブラーバ380jは、フローリングやタイルなど硬い材質の床の拭き掃除に特化したロボット。「NorthStar(ノーススター)ナビゲーションシステム」という空間把握技術によって、部屋の間取りを把握し、くまなく掃除する。乾拭きと水拭きの両方に対応。水拭きの場合は専用のクロスを使う必要があるが、乾拭きの場合は市販の使い捨てタイプのものも使用可能だ。

  • 直販価格(税別):33,000円
  • 最大稼働時間:約4時間(ドライモード)


ロボットだけでなくハンディ掃除機も付属 - エコバックスジャパン「DEEBOT D79」

DEEBOT D79

DEEBOT D79は、床掃除を行うロボット掃除機とハンディ掃除機「スーパーソニック」がセットになったもの。ロボット掃除機で掃除できない部分をスーパーソニックで掃除すれば、部屋全体の掃除が完了するとしている。ロボット掃除機は赤外線による衝突防止システムで障害物のサイズや形状を認識して、その場に合わせた掃除を行っていく。

  • 実勢価格(税込):68,000円前後
  • 最大稼働時間:約120分


HEPAフィルター搭載で空気もキレイに - シー・シー・ピー「LAQULITO(ラクリート) CZ-S01」

CZ-S01

CZ-S01は、空気清浄機などにも使用されているHEPAフィルターを採用したロボット掃除機。HEPAフィルターとは、0.3μm以上の粒子を99.97%以上補じんするフィルターだ。ロボット掃除機は円形が一般的だが、CZ-S01は正方形になっているのが特徴。正方形のきょう体を活かし、壁際などにフィットして効率よく掃除を行う。

  • 実勢価格(税込):25,000円前後
  • 最大稼働時間:約50分


コロコロ転がってホコリを吸着 - シー・シー・ピー「MOCORO(モコロ) CZ-562」

CZ-562

CZ-562は、球状でマイクロファイバー素材のモップカバーに覆われている。15分間、自動で方向転換しながら部屋中をコロコロと転がることで掃除を行う。掃除が完了してホコリが付いたカバーは水洗い可能だ。高さ12cmまでの家具の下などに入り込んで掃除できる。運転中、自分がどこにいるかを音で知らせるサウンド機能も搭載。

  • 実勢価格(税込):4,000円前後
  • 最大稼働時間:約9時間(単3形アルカリ乾電池を使用)


お腹が減ると充電台へ - ハイアール「AQUA スヌーピーロボットクリーナー」

AQUA スヌーピーロボットクリーナー

ハイアールアジアのAQUA スヌーピーロボットクリーナーは、本体上面にPEANUTSのキャラクター「スヌーピー」が描かれたロボット掃除機。充電台をスヌーピーの犬小屋のように飾る「スヌーピードッグハウス」が600台限定で付属。もとになっている製品は7月に発売した「AQC-RB100C」だ。ティッシュペーパーでフィルターの目詰りを抑える「ティッシュでブロック」機能を搭載している。

  • 希望小売価格(税別):53,000円
  • 最大稼働時間:約90分

(c) 2014 Peanuts Worldwide LLC


ロボット掃除機がツンデレ妹に - シャープ「プレミアムなCOCOROBO RX-CLV1-P」

RX-CLV1-P(通称:プレココちゃん)

RX-CLV1-Pは、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の最上位モデル「RX-V200」がベースの特別仕様モデル。声優・木戸衣吹さんによる本製品限定の音声が吹き込まれており、ユーザーは"ツンデレな妹"との会話が楽しめるようになっている。受注生産品で、販売受付は2014年12月15日23時59分まで。

  • 販売価格(税込):148,000円(受注生産)
  • 最大稼働時間:約100分