JVCケンウッドは2日、ハイビジョンメモリムービー「Everio(エブリオ)」シリーズの新製品として、防水防塵仕様で全天候対応の「GZ-RX500」「GZ-R300」、および大容量バッテリー搭載のエントリーモデル「GZ-F100」を発表した。2014年12月中旬より順次発売する。いずれも価格はオープン。
5m防水・1.5m耐落下衝撃性能などを備える「GZ-RX500」
「GZ-RX500」は、防水・防塵・耐衝撃・耐低温に優れたデジタルビデオカメラ。ブラックとピンクゴールドの2色を用意。2015年1月中旬に発売する。店頭予想価格は80,000円前後(税別、以下同)。
水深5mで30分間耐えられるIPX8相当の防水機能と、IP5X相当の防塵性能を搭載。1.5mから落下しても動作する耐衝撃性能に、マイナス10度の環境下でも使用可能など、過酷な環境でもきちんと動作するよう設計されている。従来モデルよりもバッテリー容量が増加しており、連続撮影時間は約5時間を達成。バッテリを内蔵することで、交換の手間も省略している。
Wi-Fi機能を搭載し、スマートフォン用アプリ「Everio sync.2」を使用することで本体のズームや録画操作を制御可能。またWi-Fi接続に連動して、電源を自動でオンにしたり、パワーセーブを行うこともできる。インターネット経由での操作やモニタリングも可能。
電子式(パワードアクティブモード搭載)の手ブレ補正機能を搭載し、動画撮影は1080/60p(1,920×1,080ドット)に対応。全景の映像の中に特定の部分をアップにして1画面で同時に撮影できる「ズームアップウインドウ機能」なども搭載する。アップ映像はピクチャーインピクチャーとして記録され、再生が可能。
主な仕様は、撮像素子が総画素数251万画素の1/5.8型裏面照射CMOSセンサー、光学ズームが40倍(ダイナミックズーム併用時:60倍、デジタルズーム併用時:200倍)、レンズはコニカミノルタHDレンズを採用し、35mm判換算での焦点距離は動画撮影時が40.5~1,990mm(ダイナミックズームオフ時)、静止画撮影時が40.5~1,620mm(アスペクト比16:9時)、49.5~1,981mm(アスペクト比4:3時)、F値が1.8~6.3。記録方式は動画がAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、静止画がJPEG。モニターには23万画素の3型液晶を採用する。
64GBのメモリーを内蔵するほか、記録メディアとしてSD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用可能。撮影時間は約4時間50分(実撮影時間:約2時間40分)。本体サイズはW60×D122×H59.5mm、重量は約292g(バッテリー含む)。
Wi-Fi機能が省かれたタフネスモデル「GZ-RX300」
「GZ-RX300」は、「GZ-RX500」からWi-Fi機能を省略し内蔵メモリを32GBにしたモデル。オレンジ・ブラウン・ホワイトの3色を用意。2014年12月中旬に発売する。店頭予想価格は70,000円前後。そのほか、撮影時間が5時間10分(実撮影時間:約2時間50分)であることと、重量が約288gであることが相違点だ。
5時間撮影が可能な大容量バッテリー搭載のエントリー機「GZ-F100」
「GZ-F100」は、大容量バッテリーを搭載し5時間の連続撮影が可能なモデル。ブラウン・ピンク・ホワイトの3色を用意。2014年12月中旬に発売する。店頭予想価格は60,000円前後。
従来モデルよりもバッテリー容量が増加しており、連続撮影時間は約5時間。バッテリーは内蔵式なので交換の手間もない。1.5mの高さからの落下に耐えられる耐衝撃設計と、マイナス10度の環境下でも使用できる耐低温性能を達成している。メニューなどの表示が大きい「デカ文字表示」のGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を採用。手袋などをしていても操作しやすいように配慮されている。
防水・防塵性能以外の仕様は「GZ-RX300」とほぼ共通。相違点は、撮影時間が約5時間10分(実撮影時間:約2時間50分)、重量が約286g(バッテリー含む)。