LEXUSは、「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」と題した体験型プログラムを数多く提供しているが、その中でも注目なのがドライビングレッスン。サーキットを借り切り、講師陣も現役のレーシングドライバーとあって、多くのクルマ好きから人気を集めている。そのドライビングレッスンの第3回目が、10月31日~11月1日に大分県日田市の大分オートポリスで実施された。2013年8月13日に行われた第1回、2014年3月28日に行われた第2回の様子も振り返りながら、第3回の模様を紹介する。

富士スピードウェイで行われた第1回・第2回

「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」ドライビングレッスンの第1回、第2回は、静岡県の富士スピードウェイを借り切って行われた。前述したとおり、講師陣は現役レーシングドライバー、使用したクルマは、スーパーカー「LFA」とレーシングカー「IS F CCS-R」などである。クルマを“遊び”“愉しむ”をコンセプトに、実践的なレッスンからゲーム性の高いレッスンが用意された。

第1回/第2回のドライビングレッスンの様子

第1回・第2回を凌ぐ盛況ぶりをみせた第3回のレッスン

第3回は、大分オートポリスを舞台に開催された。10月31日(金)~11月1日(土)の2日間にわたる日程で、プログラムの内容も大幅にリニューアル。はじめにランチを囲んだオープニングパーティが開催され、プリンシパル・木下隆之氏から「RC F」と「RC350」でレッスンできると告げられた。ともに国内では一部のジャーナリスト以外は乗ったことのないクルマだったため、参加者からどよめきが起こった。

ランチを囲んだオープニングパーティから開始

午後からいよいよサーキットに出る。ウォーミングアップランののち、インストラクターが運転するクルマをトレースし、ベストなライン取りと加速・減速のタイミングを体験できるプログラムが開始された。一方、ピット裏のパドックでは、段ボールが高く積み上げられた視界の狭いコースを冷静に走行し、ラップタイムを競うというプログラムを用意。最初は緊張気味の参加者たちも、回を重ねるごとに上達し、笑顔が絶えない。

初日最後は、インストラクターを助手席に乗せ、昼から取り組んだ練習の成果を評価してもらうプログラムが行われた。視界の狭いコースのラップタイムの結果と合わせ、上位3人が表彰されるとあって参加者の気合いが更にあがったという。その後、コンセプトカー「RC F CCS-R」のデモ走行が披露され、参加者は食い入るように疾走するクルマを眺めた。

現役レーサーのテクニックを助手席で体感

2日目は、スーパーカー「LFA」と最新「RC F」を交互にドライビングできるプログラムでスタートした。LEXUS最高峰の「LFA」を操った参加者は、世界限定500台のスーパーカーによるサーキット走行に興奮を隠しきれない様子。また「RC F」では、初日よりも速度を上げることを許されてドライビング。なおこの間、ピット内ではドライビングクリニックが行われ、前日の走行時にデータロガーが残した記録をもとに、LEXUS Racing所属の伊藤大輔選手の走りと比較しながら、参加者自身のドライビングテクニックを振り返る。

全日程の最後には、レーシングドライバーが運転する「RC F」に参加者が同乗し、次元の異なる速度域・限界走行を体感するレーシングタクシーを実施。一般道を流すような落ち着ききったプロのドライビングテクニックに多くの参加者が魅入ったようだ。

第3回目の「LEXUS AMAZING EXPERIENCE」は大盛況のうちに終了したが、LEXUSによると来年も開催の予定だという。

今後のプログラムは随時公式ホームページで発表されるが、メールアドレスを登録すれば、希望プログラムの開催時にメールでの案内を受け取れる。

第3回のドライビングレッスンの様子