世界エイズデーの12月1日、アップルは一部のApple Store実店舗でAppleロゴの色を"レッド"に変更した。本日アップルが販売するすべての製品、アクセサリの売上金額の一部は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金へ寄付することがアナウンスされている。
これは、ワールドワイドに実施されているもので、日本では、実店舗、オンラインストアともに、アップルが販売するすべての製品およびアクセサリの売上金額の一部が世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付される。また、表参道、銀座、心斎橋では、この日のみ、店舗に設置されたAppleロゴのオブジェの色がレッドに変更されている。
時差の関係で、最初に赤いAppleロゴがお披露目となったのは、オーストラリア・シドニーのApple Storeだ。Appleロゴのオブジェの色変更は本日のみなので、仕事帰りに是非立ち寄って頂きたい。Apple Store, Omotesandoでは、通年の(PRODUCT)RED製品が一箇所にまとめられ陳列されている(コーナー設置は、こちらも本日のみとのこと)。なお、Apple Store実店舗のみ、本日、製品を購入したカスタマーを対象に特製のステッカーをプレゼントしている。こちらは、全国8店舗のApple Storeで実施している。
Appleロゴが変更されているのは、国内では表参道、銀座、心斎橋の三店舗のみ |
iPad mini 2を購入した男性。本日は製品購入者全員に特製のステッカーをプレゼント |
筆者もiPad Air 2と(PRODUCT)REDのSmart Caseを購入 |
24日からスタートした「Apps for (RED)」も継続中で、App Store内の特別ページにおいて世界各国のデベロッパ、25本のアプリが紹介されている。また、App Store内では寄付を募っている。ストアを通じて集まった寄付金も、世界エイズ・結核・マラリア対策基金に寄付される。
アップルは、エイズと戦い、エイズの無い世代を作り出すための活動を続ける(RED)の活動を以前よりサポートしていた。(PRODUCT)REDを運営する(RED)は、ロックバンドU2のボーカリスト・ボノと、 国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となり、2006年1月26日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで提唱された。アップルをはじめ、ファッション系から金融系まで様々な企業がパートナーとして参加しており、(PRODUCT)REDという共通のブランドの商品の開発・販売にあたっている。活動を通じて得た収益の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付することで、アフリカのエイズ対策プログラムが支援されるという仕組みになっている。