財務省は1日、2014年7~9月期の法人企業統計調査の結果を発表した。それによると、全産業(金融業・保険業を除く)の設備投資額(ソフトウエアを含む)は前年同期比5.5%増の9兆4,383億円となり、6期連続で増加した。
業種別に見ると、製造業は前年同期比10.8%増の3兆4,444億円と、2期ぶりの増加。食料品、業務用機械、石油・石炭などで減少したものの、金属製品、情報通信機械、電気機械などで増加した。
非製造業は同2.7%増の5兆9,939億円と、6期連続の増加。建設業、電気業、情報通信業などで減少した一方、不動産業、卸売業、小売業、サービス業などで増加した。
なお、全産業のソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済)の前期比は3.1%増となった。
売上高は前年同期比2.9%増の328兆578億円と、5期連続の増収。業種別では、製造業が同0.9%増の97兆8,625億円、非製造業が同3.8%増の230兆1,953億円となった。
経常利益は前年同期比7.6%増の13兆9,651億円と、11期連続の増益。業種別では、製造業が同19.2%増の5兆4,450億円、非製造業が同1.4%増の8兆5,201億円となった。
調査対象は資本金1,000万円以上の法人企業で、有効回答数は2万3,241社。