天才少年ヒロと優しすぎるケア・ロボット"ベイマックス"の絆を描いたディズニーアニメ最新作『ベイマックス』(12月20日公開)と同時上映される、短編『愛犬のごちそう』の特別映像が28日、公開された。
『愛犬とごちそう』は、一人の男性が飼う愛犬であり親友でもあるウィンストンの視点から描いた、共に分かち合う料理の一口一口を通して明かされる愛をテーマとする物語。ご主人さまと一緒に食べるジャンク・フードが大好きなウィンストンは毎日楽しい日々を送っていたが、ご主人さまが恋に落ちてから、楽しかった食事の時間は一変してしまう。
公開された映像では、ご主人さまの近くで幸せそうな表情を浮かべジャンク・フードをむさぼる、愛らしいウィンストンの食事シーンがお披露目。そして、映像の後半では、ご主人様の異変を察知したウィンストンが、りりしい表情で1人街へ駆け出すシーンも収められている。
メガホンをとったのは、初めて監督を務めるパトリック・オズボーン。長編アニメ『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』や、短編『紙ひこうき』にアニメーターとして関わった後、『ベイマックス』でもアニメーション・チーフを務める人物だ。彼が手掛けた本作は、ディズニー・スタジオ全社員から勝ち取った企画で、最終選考で同スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセターへプレゼンテーションを行い、その結果採用された。
パトリック・オズボーン監督は「ビッグチャンスに興奮しましたが、同時にディズニーの名作短編アニメーションとその輝ける歴史に、ものすごいプレッシャーを感じましたよ」と振り返り、「最近(のディズニー・アニメーション作品)は人間が主人公の作品が続いていたので、スタッフの半数近くが四足歩行の動物をアニメートしたことがなかったんです。特に足の動きが非常に複雑なので、ビデオに撮り、何度も何度も繰り返して見て研究しました」と明かす。犬を飼っているジョン・ラセターも「素晴らしいよ! おめでとう!」と大絶賛している。
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