カシオ計算機は27日、日本語表示が可能なスタンダード関数電卓「ClassWiz」シリーズを3モデル発表した。12月19日から順次発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)は2,900円前後から。

fx-JP900

fx-JP700

fx-JP500

fx-JP900

「fx-JP900」は、工学・物理学・化学など幅広い分野の計算が可能な、スタンダード関数電卓の最上位モデル。2015年2月の発売予定で、推定市場価格(税別)は5,300円前後。統計・漸化式計算などに活用できる表計算機能を備え、2次~4次の不等式計算や正規分布確率などを算出できる高度統計分布計算にも対応。行列・ベクトル計算なども行える。

従来のスタンダード関数電卓と比較して4倍となる12,096ドットの高精細FSTN液晶を採用し、日本語表示にも対応。数式や記号の見やすさも向上している。アイコンメニューの採用により、ユーザーインタフェースも刷新された。

fx-JP900のメニュー表示

従来機種(fx-995ES)のメニュー表示

桁数は10桁で、メモリは9組(独立メモリ1組、変数メモリ8組)、電源は太陽電池とボタン電池「LR44」からなる「TWO WAY POWERシステム」で、電池寿命は約2年。ハードケースが付属し、本体サイズはW11.1×D77×H165.5mm、重量は約90g(電池含む)。

「fx-JP900」の発売に合わせ、スマートフォンやタブレットなどと連携できる専用サイトも用意。入力した数式をQRコードに変換して画面に表示し、これをスマートフォンなどで読み取ってアクセスすれば、入力式のグラフを確認できる。

fx-JP700

「fx-JP700」は、原子量(周期表表示)・行列計算・ベクトル計算・整数抽出・総積計算・Ref/Rref機能などに対応するモデル。2015年2月の発売予定で、推定市場価格(税別)は3,900円前後。液晶は「fx-JP900」と同等性能で、そのほかの仕様はほぼ共通。

fx-JP500

「fx-JP500」は、機能を絞ったエントリーモデル。12月19日から発売し、推定市場価格(税別)は2,900円前後。液晶は「fx-JP900」と同等性能。計算機能は、数学自然表示/ライン表示・分数・無理数・べき乗計算・べき乗根・対数関数・指数関数・三角関数・逆三角関数・数値微分/数値積分計算など、基本的なものを収録している。