米Twitterはこのほど、モバイル端末にインストールされたアプリ一覧の収集を開始した。日本国内でもすでに一部のTwitterユーザーを対象に一覧の収集を行っており、対象者を順次広げていくという。

アプリ一覧を収集することで、ユーザーの興味に合わせてカスタマイズされたコンテンツが提供可能される。具体的には、同じ関心・興味を持つ"おすすめユーザー"をより高い精度で提案したり、興味のありそうなツイート、アカウント、その他のコンテンツをタイムラインに追加したり、ユーザーにマッチしたプロモコンテンツの表示を行ったりするようになる。Twitterが収集するのはアプリの一覧のみで、アプリ内の情報は収集しない。

アプリリストの収集機能が有効になった場合は、「より良くカスタマイズするためにTwitterは端末にインストールされているアプリを使用します」というメッセージが表示され、このメッセージが表示されない限り、設定は無効のまま。アプリの一覧が収集されることはないという。

同機能は設定変更で避けることができるほか、iOS端末の設定アプリ内の「広告トラッキングの制限」、Android端末の「インタレストターゲティング広告のオプトアウト」でオプトアウトしていた場合も、アプリ情報が収集されることはない。

設定変更は、Twitter for Androidの場合、アプリ内の「…」「設定」の順にタップ後、変更するアカウントを選択、その跡で「その他」の「アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする」で変更する。Twitter for iOSではアプリ内の「アカウント」タブに表示された歯車印の設定アイコンをタップ後に「設定」を押し、変更するアカウントを選択。その後で表示された「プライバシー」の「アプリに合わせてTwitterをカスタマイズする」で設定を変更する。

なお、設定の無効後はTwitterは回収済みのアプリリストデータを削除し、その後の収集を停止する。

(記事提供: AndroWire編集部)