削らない角質ケア「ベビーフット」を販売するリベルタはこのほど、「シニアの美意識調査」の結果を発表した。同調査は、50代~80代の孫がいる女性347名を対象に、8月29日から9月1日にかけてインターネットを通じて実施したもの。
秋冬時期に乾燥が気になる箇所について複数回答で聞いたところ、「足裏・かかと」が53.9%が「手」(40.3%)を抑えて1位だった。また、足の悩みやトラブルは「かかとのかさつき・ひび割れ」が36.6%で最も多かった。
普段行っているフットケアについて聞いたところ、1位は「保湿」で4割以上の人が実践していることがわかった。
かかとのかさつきやひび割れの原因は、足裏の皮膚構造にあるという。人の皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層構造になっており、その表皮の中では、古くなった表皮を上へ押し上げて、古くなった表皮(角質)はアカとなってはがれ落ちる仕組み(ターンオーバー)になっている。歩行の圧力や外的刺激により角質がたまってしまった足裏は、ターンオーバーがスムーズに行われず、古い角質細胞が滞留するようになるという。
足裏は皮脂腺がないため、体の中でも乾燥しやすい部位とのこと。特に冬は空気の乾燥に加え、冷えからくる血行不良が新陳代謝を低下させ、肌が乾燥しやすくなるそう。その影響で角質の水分保持量が減少すると、角質がはがれて隙間ができ、より水分が逃げやすい状況に。結果的に、ターンオーバーが滞り角質がたまった状態の足裏では水分がうまく保持できず、ウロコ状に破れてガサガサになったり、白く粉を吹いたようなトラブルが発生しやすくなったりするそう。
また、素足で床暖房やホットカーペットを使用したり、ナイロンの靴下を素足で着用したりすることも足裏から水分を奪い、乾燥を助長するといわれているとか。
足の専門家による足専門の情報サイト「フットケアラボ」の実験によると、古い角質を除去してから保湿ケアをすると、角質除去をしていない場合と比べて、かかとの角質水分量上昇率が約4倍になったという。これを踏まえて同社は、「保湿ケアの効果をより高めるために重要なのが、角質の除去です。古い角質がたまっていると、角質の水分保持がうまくできないだけでなく、保湿クリームを塗っても浸透しづらくなります。保湿と角質ケアはセットで考えるとより効果的でしょう」とコメントした。