女優の広末涼子が、2015年1月3日に放送されるフジテレビ系新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』(放送時間調整中)で主演の嵐・櫻井翔の妻役を演じることが25日、明らかになった。広末と櫻井の共演は今回が初となる。

『大使閣下の料理人』で櫻井翔の妻役を演じる広末涼子

原作は、漫画原作者の西村ミツルが1998年から2006年まで連載し、累計190万部を突破した人気漫画。今回追加キャストとして発表されたのは、広末のほか、西田敏行、竹中直人、大倉孝二、NEWS・加藤シゲアキの5人で、ヒロイン役として出演することが先に発表されていた剛力彩芽も含め、主要キャストの6人全員が本作で櫻井と初共演を果たすことになる。

櫻井が演じるのは、自身初の料理人役となる大沢公(おおさわ こう)。一流ホテルの副料理長から在ベトナム日本大使館の公邸料理人となり、公の振る舞う料理が外交の駆け引きに影響を及ぼしていく。広末が演じるのは、その公がかつて働いていた一流ホテルで出会い、現在は妻として支える大沢ひとみ。ベトナムで働く公を日本から娘と2人で応援し、本心では「早く帰ってきてほしい」と願いながらもなかなか言い出すことのできない二面性のある女性を演じる。

そのほか、物語のキーマンとなる大使閣下・倉木和也を演じるのが西田。倉木を通訳として支えるベトナム語専門職員・古田誠一役に大倉、ベトナムでのし烈な外交戦を日本からサポートする外務省官僚・江口悟役に加藤、公が公邸料理人になる前に働いていた一流ホテルのフレンチシェフ・村上信蔵役に竹中。ヒロイン役となる剛力は初の外国人役で、公の助手を務めるレイ・ティー・蘭を演じる。

今回のキャスティングについて編成企画の若松央樹氏は、「以前に読んでいて大好きな原作でしたが、今回企画立案に先立ち、あらためて読み直していく中で、自然に思い描いたキャスティングイメージが、そのまま実現できたという感じで、感無量です」と手応え。「西田さんにおいては外交の奥深さと人間力を、広末さんにおいては妻の度量と家族愛を、竹中さんにおいては厳しさに中の師弟愛を、そして大倉さん、加藤さんにおいては外交の仕事の厳しさと楽しさを、大いに表現していただけると思っております」と期待を寄せ、「そんな個性豊かで演技派な豪華俳優陣のコラボレーションにご期待ください」と呼びかけている。

西田敏行

竹中直人

大倉孝二