リクルートライフスタイルが編集する『じゃらん』はこのほど、訪日上位6カ国・地域の訪日観光経験者を対象に実施した「訪日旅行者の実態調査」の結果を発表した。それによると、訪日観光客の滞在期間は平均7.5日、旅行費用は平均20万8,000万円となった。
同調査は、2014年8月25日~9月3日にインターネット上で行われ、中国、台湾、香港、韓国、タイ、米国に居住する過去1年以内に訪日観光経験がある20~59歳600人から有効回答を得た。
訪日観光客の平均滞在日数は7.5日。国・地域別では、米国が12.2日で最も長く、以下、韓国が7.6日、中国が7.1日、香港が6.7日、タイが6.3日、台湾が5.4日と続いた。
平均旅行費用(航空機・宿泊・土産・飲食などすべて含む総額、1人当たり)は20万8,000円。国・地域別では、中国が平均の2倍以上となる45万3,000円で最多となり、富裕層が観光だけでなく買い物を目的に日本を訪れていることが推測できる。
買い物場所は、「スーパー・ショッピングセンター」が68.2%でトップ。以下、「空港・免税店」が59.2%、「観光地の土産物店」が57.5%、「百貨店・デパート」が53.0%と続いた。また「100円ショップ」も32.2%を占め、米国人では約半数の49.0%が利用していた。
買い物内容のトップ3は、「食料品」が77.2%、「服・かばん・靴、ファッション小物など」が69.7%、「化粧品」が49.5%。国・地域別では、中国人は73.0%が「化粧品」を、米国人は42.0%が「キャラクターグッズ」を購入していた。