大地を守る会はこのほど、型崩れなどの理由で正規品として販売できないふかひれを、「もったいナイ魚・ふかひれ水煮」として発売した。

調理例。好きな味付けで調理できる

同社では、2010年から未利用魚・規格外魚を商品化した「大地を守る会のもったいナイ魚」を販売している。今回発売した「ふかひれ水煮」は、アブラツノザメのひれを使用したもの。

アブラツノザメの平均的な大きさは1mに満たず、ふかひれに使用されることが多い2~3mのヨシキリザメに比べて小さいのが特徴だという。身は竹輪(ちくわ)などの練り製品の原材料として利用されることが多いが、ひれはふかひれに利用するには小さすぎるため、廃棄されることも少なくないとされる。

このひれを水煮として商品化したものが同社が販売している「ふかひれ水煮」。今回、商品製造の際に切れてしまったものや型崩れしてしまったものを「もったいナイ魚・ふかひれ水煮」として、正規品より2割安く販売する。水煮のため、好みの味付けで約10分間、加熱するだけで味がしっかりと染みるという。姿煮や中華だけでなく、茶わん蒸し、サラダなど和風の料理などにも使用できる。

「もったいナイ魚・ふかひれ水煮」(ウェブストア販売価格1,164円/税込)

価格は1,164円(税込)。ウェブストアでは11月27日の13:30から発売する。