俳優の谷原章介が、1月12日スタートのTBS系ドラマ『警部補・杉山真太郎~吉祥寺署事件ファイル』に出演することがこのほど、明らかになった。
来年1月12日からスタートする本作は、谷原が民間放送の連続ドラマで初主演を務める刑事ドラマ。3人の子どもの父親でもある杉山真太郎(谷原)は、警視庁吉祥寺署に勤める敏腕刑事。妻の急死で刑事を辞める決心をするが、そこに新たな事件が発生し、杉山は公私の狭間に置かれる――というストーリーで、ドラマは毎週月曜20時から放送する(初回は19時から2時間スペシャル)。
このほど、報道陣の取材に応じた谷原は、敏腕だが家族想いの"人間らしい"刑事という役どころについて「刑事ドラマなのに、家族の時間も描かれているのはとても面白い」と話し、「公私の狭間で汗をかいているところを見て欲しい。事件の謎だけじゃなく、人の心情を掘り下げた人情ドラマにしたい。子育てしている人に共感していただければ」とアピール。また、吉祥寺署の面々には、要潤、石黒英雄、片瀬那奈、佐野史郎、榎木孝明らが名を連ねており、「知っている人ばかりなので心強い。地元愛と現場意識の強いチームになれば」と意気込みを語った谷原は、来年、芸能生活20周年を迎えるにあたっての主演抜擢に、「20代、30代で積み重ねてきたものが、節目で形になった。気負わずに、みんなで楽しくモノづくりが出来れば」と気持ちを新たにした。
また、本作では杉山の長女・美晴を演じる本田望結をはじめ、3人の子役とのシーンも見どころとなっているが、谷原は、「子どもたちがとっても可愛い。理仁(次男・岳役)のほっぺたをよく揉んでます」と撮影を楽しんでいるようで、「望結ちゃんがほんっとに可愛いし、頼もしい。自然と下の子たちと遊んでくれて、やらなきゃいけない時には引っ張って流れを作ってくれる」とすっかりメロメロの様子。2007年に俳優・いしだ壱成の元妻・三宅えみと結婚し、三宅の連れ子と実子4人合わせて5児の父親でもある谷原は、「子どものことは、時間があればやろうと思ってる」と父親の顔を覗かせつつ、「連続ドラマが入ると仕事で時間を90%取られちゃう。杉山と同じようなジレンマは感じますね。でも、役者を辞めてサラリーマンになるとは言えないし(笑)」と自身の葛藤を打ち明けていた。