僕は付き合ってもうすぐ10年になる彼女がいるんですけど、昔はことあるごとにケンカしたり、僕が一方的に怒ったり、何かあればすぐに別れ話になったりと、あの時は若かったなと思い返す事があります。
というのも今、昔よりも平和に過ごしているからです。お互いに大人になったということもあるのですが、付き合っている中でいかに平和でいるかということを思い、根本的に考え方が大きく変わった3つのポイントがあります。
ひとつ目は"怒らなくなった"ということ。
ただただ我慢をするということではなく、怒る原因をしっかりと話し合うようにしました。昔は自分がイラッとすれば相手の言い分に聞く耳持たず、言いたいことぶちまけては相手に反論の隙も与えず。でも、それでは解決にならなくて心にしこりを残したままその後の生活を過ごすことになります。
だから、怒りたくなった時こそ冷静になり解決するまで落ち着いて話をするようになりました。そうすれば自分の非を改めることにもできるかもしれないし、意見の食い違いを話し合うこともできる。怒りたくなった原因が自分の勘違いだったということもありますから。
相手が怒っていようとカッとならずにしっかりと話し合えるように心がけるようになりました。
ふたつ目は"『察して』をやめる"ということ。
わかってるだろ? わかってくれよ。といういつの間に生まれた当たり前を取り払いました。僕はなんでも自分の頭の中で先、先と物事を進めていくタイプだったんですけど、それはもちろん相手には伝わっていないわけで、気が利かないなー。わかってないなー。と怒ることが多くありました。『あれ』『それ』という言葉も使わないようにしたり、主語を丁寧に伝える。わかるまで説明をする。
言わなくてもいい。よりも言った方がいい。察してほしいはエゴだったと言う事に気づく。
みっつ目は"お礼/あいさつをちゃんとする"ということ。
いつの間にか言わなくなってしまった"ありがとう""ごめんなさい"。してもらって当たり前、 してあげて当然、朝起きたらいるのが日常、帰ってきたら家にいるのが普通。だからってことはなくて、あいさつやお礼の言葉のように何気ない一言こそ毎日しっかりと交わすことってすごく大切なんですよね……。
って3つとも何を当たり前なことを言ってるんだよって話ですよね。どれも当たり前過ぎることなんです。できてない方がおかしいんじゃないの? って思うのが正しいです。
それに僕の場合は自分がこの3つを改善したから平和ということ以前に彼女が今まで理不尽な僕に懲りもせずに我慢してきてくれたからというのが一番の理由です。
今までこの記事に至るまでの数ヶ月間、僕なりのいろんな恋愛テクや考え方を書いてきましたが、どれもが全ての人に当てはまるわけではなく、自分と相手の間にしか通じないテクニックがある物だと思っています。正解も間違いもないですね。
それでも相手に好かれるには、相手に気持ちよく思ってもらうためには、嫌な気持ちをさせないように。などと特定の相手を思って自分を見つめ直したり、自分を磨いていきたいと思うことが前向きですてきな"恋愛"なんじゃないかなと思いました。 ハートを磨くっきゃないってTOKIOも言ってますし。
こんな僕の書く記事を読んで旦那さんや奥さん、彼氏彼女、気になるあの子…などなどと想像して『自分たちは大丈夫』『私ならこうだわ』『今日早速自分なりに実行してみよう』と思ってもらえるようなキッカケにはなりましたでしょうか?
『相手を思う時間が大事』
これがマイナビニュースさんでの連載をしていた5カ月間たくさん考えて思ったこと。それと同時に自分はまだまだ未熟だなぁ、わかってないことが多いなぁと思うことがたくさんでした。
というわけで今回のこの記事で連載を終わりとさせていただきます。修行してきます。そして、いつの日か恋愛を熟知して恋愛ポエマーとして返り咲けたらと思っております。
ここまでたくさん読んでいただき、参考にしていただき(いただけました?)、応援していただいた皆さん、そして掲載していただいたマイナビニュースさん、本当にありがとうございました! では、またいつか!
<著者プロフィール>
吉本ユータヌキ
唐揚げと長澤まさみをこよなく愛す1986年製のたぬき型人間。ブログ『さっきもUたやん』を中心に文章を書いたり、イラストを描いたり、背中を掻いたり。フリーカイターです。重度の虚言癖と盛り癖をわずらっていますので優しく見守ってあげてください。Twitterでは日常が垣間見え過ぎています→@gonnakill_uta