アテニアはこのほど、新たに発足した"美"の力で女性たちを幸福にするための調査・研究、情報発信を行うためのWebコンテンツ「Bliss Beauty Labo(ブリス ビューティー ラボ)」の調査レポート第二弾として、全国の20代~50代の女性600名を対象に実施した「美のもたらす経済効果」に関するアンケート結果を発表した。調査は10月~11月にかけてインターネットで行われた。

美への投資額、理想と現実におよそ1万円の差

「理想と現実の美への投資額」

「美しくなるために現在、毎月いくらお金をかけていますか?」と質問したところ、65%の女性が「1万円未満」と回答。さらに、全体の9割超が「3万円未満」と回答し、その平均金額は1万3,517円となった。

対して、「自分が満足する美しさを手に入れるために、理想として毎月いくらかけたいですか?」という質問では、平均2万3,908円という結果に。理想と現実の間に1万0,391円の差があることが明らかとなった。

およそ8割の女性が、美しくなると積極性UP!

「満足する"美しさ"を手に入れることで、積極性が増すこと」

続いて"美しさ"がもたらす影響について調査した。まず、満足する"美"を手に入れることで"積極性"が高まるか質問したところ、およそ8割の女性が高まると回答。

具体的にどのような行動の変化があらわれるのか聞いた結果、最も多かったのは「よりファッションや美容に興味をもつようになる(58.3%)」だった。ほかにも「外出する頻度が増える(38.2%)」「人との交流の機会が増える(35.7%)」「新しいことを学んだり、挑戦したりする機会が増える(20.2%)」といった消費に関わる行動が上位となったことから、調査では「女性は美しさを手に入れると積極性が増し、さまざまな行動の変化から、女性の消費がより 活性化される可能性があることがわかった」と分析している。

"美しさ"のもつ経済効果、年間約4.6兆円

「"美しさ"のもつ経済効果」

次に、女性の積極性が上がると、どのような経済効果が生まれるかを調べるため、前質問で明らかとなった具体的な行動の変化の中から、特に消費活動に関わる4項目について、それぞれの年間消費額や、現在と比較して消費額が何倍に増加するかなどを質問したところ、1人当たりの増加額は「ファッションや美容に興味をもつようになる」で年間12万8,011円の増加、また「外出する頻度が増える」では10万9,109円の増加となった。

「"美しさ"のもつ経済効果の算出方法」

その答えを日本の女性人口にあてはめ、"美しさ"がもつ経済効果を算出したところ、女性が自分の満足する"美しさ"を手に入れることでもたらされる経済効果は、なんと年間約4.6兆円にも及ぶことが判明した。

"美しさ"の満足度が高い女性は、世帯年収も高い

「美しさと世帯年収の関係」

美しさと世帯年収の関係を調べるために、「自分の美しさに対する現在の満足度」について質問をしたころ、その平均点は4.2点となった。

続いて、評価点が0点~4点の女性、5点~10点の女性という形で、2つのグループに分け、それぞれの平均世帯年収を算出し比較した結果、0点~4点の女性の平均世帯年収は529万6,012円、5点~10点の女性は657万1,769円という結果に。それぞれのグループ間に127万5,757円の差があることが判明した。

このことから、「女性が美しくなり満足度を上げようとすることが、その世帯全体にも経済的な効果をもたらす可能性がありそうだ」と同調査。さらに、「女性が美しくなることで、その世帯全員が幸せになれるのかもしれません」とコメントしている。(アテニア「ブリス ビューティー ラボ」調べ)