初対面や何度か会ううちに、気が合う相手と交わす「今度飲みましょう」という言葉。筆者は仕事で恋愛相談を受けていますが、女性側は飲みに行く気があるのになかなか実現しない、という悩みをよく寄せられます。そこで今回は、「今度飲みに行きましょう」を社交辞令で終わらせずに、実現する方法をお伝えします。
■その場でおおまかな日程を提案してしまう
希望や夢を実現するためには、具体化する必要があることは、ご存じの人も多いと思います。例えばあるアーティストのライブに行きたかったとして、「今度行きたいな」「いつか行きたいな」と考えているだけでは、実際にライブへは行けません。●月●日のライブに行くと決めて、チケットを入手しなければ実現しないのです。「今度飲みに行きましょう」は、「今度行きたいな」と同じこと。日程が具体化していないから実現しないのです。
ですから「飲みに行きましょう」という言葉を交わしたら、その場でおおまかな日程を提案してしまいましょう。ただし、女性からの強引なアプローチを嫌う男性もいますし、2人で会っていない段階では、彼のタイプが見極められないため、「●曜日はどうですか?」と、女性から食いついていくのは危険かもしれません。おおまかな日程とは、2週間から1カ月のゆるいターム。例えば話が出たのが月初であれば、「今月中に」などとすれば、お互いの予定もより合わせやすくなると思います。
これは通常のケース。もうすぐ迎える年末年始や長期休暇をはさむ場合は、2カ月ぐらい間が空いてもよしとしましょう。今月末に話が出たとして、新年の早いうちに会えればいい、というスタンスです。
■その後はLINEやメールで連絡を取り合う
この「連絡を取り合う」という段階で、相手との共通点が少ない、またはあまり見つかっていないと、どんな内容を送ればいいのかわからない、という女性もいるかもしれません。ですが、2人は既に飲みに行く約束をしていますから、お酒や食事やお店といった共通のキーワードがあるのです。どんなお酒が好きなのか、どんなときに飲むのか、最近行ったお気に入りのお店の話など、話題は出てくるはずです。そして、相手が食いついてきた話を深めていけば、会話は続きます。会話を続けるコツは、「自分が話したいこと」ではなく「相手が話したいこと」です。また、やり取りの頻度も自分のペースではなく、相手のペースに合わせることが、心地よく続けられるコツです。
年末年始を控えてあわただしくなる時期ではありますが、気になる人との「今度飲みに行きましょう」が実現しますように。願っています。
※写真と本文は関係ありません
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細は[ブログ](http://ameblo.jp/sakura-ment/)まで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。