明治安田生命保険は20日、「いい夫婦の日」に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、妻のへそくり金額は夫の3.4倍に上ることがわかった。
同調査は、2014年10月17日~21日にインターネット上で行われ、20代~70代の既婚者1,589人から有効回答を得た。
夫婦のへそくりについて尋ねたところ、へそくりを持っている人は全体の40.2%。夫・妻別に見ると、夫は33.0%、妻は47.4%と、妻の方がへそくりを持っている割合が高かった。妻のへそくり金額の平均は118万7,775円で、夫の35万2,064円の3.4倍。夫・妻別では、妻は前年から約7万円増加したのに対し、夫は約5万円減少し、夫婦間の格差はさらに拡大した。
20代~50代のへそくり平均金額は、前年(75万9,668円)比9,462円増の76万9,130円となった。
へそくりの使用目的を聞くと、「いざというときのため」が平均70.9%(妻74.8%、夫65.3%)でトップ。次に多かったのは、夫が「趣味のため」で51.5%、妻が「将来のため」で34.5%だった。同調査では、妻のほうが経済情勢や老後に対する不安を強く感じ、将来に備えてしっかりと貯めているのかもしれない、と分析している。
また、夫婦のお小遣いについて調べたところ、月平均金額は前年比604円減の2万7,296円と4年連続で減少。夫・妻別では、夫が同3,479円減の3万1,868円と4年ぶりに減少した一方、妻は同2,212円増の2万2,707円と2年ぶりに増加した。