ジャガー・ランドローバー・ジャパンは20日、「Fタイプ KEI NISHIKORI EDITION」の受注開始を発表した。都内で発売記念イベントも行われ、プロテニスプレイヤーの錦織圭選手がゲストで登壇した。

ジャガー「Fタイプ KEI NISHIKORI EDTION」。錦織圭選手をゲストに招いての発売記念イベントも行われた

錦織選手は全米オープンで決勝に進出し、アジア人初となるグランドスラム準優勝の快挙を成し遂げた直後の今年9月、ジャガーのブランド・アンバサダーに就任。「Fタイプ KEI NISHIKORI EDITION」は、ジャガーのピュア・スポーツカー「Fタイプ」2016年モデル(全7車種)をベースに、錦織選手とともに開発された特別仕様車となる。

内外装の随所に錦織選手のこだわりが生かされ、ボディカラーのファイヤーサンド(オレンジ)も彼の希望によるもの。左右のフェンダーのパワーベント下に「KEI NISHIKORI」バッジ、エンジンフードに錦織選手のサインが入ったシルバープレートを配置したのも特徴だ。

インテリアはプレミアムレザーのパケットスタイル・パフォーマンスシートを取り入れ、シックなジェット(黒)の室内空間としつつ、外装色と同じファイヤーサンドのステッチを施した。ダッシュボード左側にシルバープレートも装着される。同車は35台限定の販売とされ、エンジンフードとダッシュボードのシルバープレートに「1/35」と記される。

特別仕様車のアンベールに錦織選手も参加

許斐剛氏(写真左)もゲストに

同車の発売記念イベントは、錦織選手がATPワールド・ツアー・ファイナルでベスト4入りを果たした直後ということもあり、多くの報道陣が集まった。ジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長、マグナス・ハンソン氏とともにアンベールを行った錦織選手は、「かっこいい。オレンジの色が目立ちますね。大好きな色でぜひ入れてほしいとお願いしました。インテリアもこだわり、外は派手だけど中はシックな黒で、おしゃれなクルマになったと思います」と感想を述べた。

イベントでは、錦織選手へのサプライズプレゼントとして、『テニスの王子様』の作者、許斐剛氏の描き下ろしイラストを贈呈。許斐氏も自らサプライズゲストとして登壇した。「Fタイプの躍動感が錦織君のプレイスタイルにすごくマッチしていると感じて、『タッグを組んで、テニスコートで大暴れしてほしい』との思いで描きました」と許斐氏。小学生の頃から『テニスの王子様』のファンだったという錦織選手も、「クルマもかっこいいし、僕自身もかっこよく描いていただいて、本当にうれしいです」と感激した様子だった。

世界ランク17位からスタートした今シーズン、ツアー4勝、全米オープン決勝進出など、錦織選手にとって躍進の1年となり、自己最高となる世界ランキング5位でシーズンを終えた。来シーズンに向けての抱負を聞かれると、「この2週間はしっかり休んで力をチャージします。これからもトレーニングを重ね、来年はさらにランキングを上げられるように、グランドスラムでトップに立てるようにがんばりたい」と話していた。

「Fタイプ KEI NISHIKORI EDITION」は、ベースモデル「Fタイプ」の「全7車種展開」と錦織選手の「世界ランク5位」の両方の数字をかけ合わせ、35台限定で発売されることに。全国のジャガー正規販売店にて、12月31日まで受注を受け付ける。価格はクーペ・モデルが1,046万~1,442万円、コンバーチブル・モデルが1,200万~1,526万円(税込)。