トレンド総研はこのほど、「働く女性の乾燥対策」について調査結果を発表した。同調査は、20代~40代の会社員の女性500名を対象に、10月31日から11月5日にかけてインターネットを通じて行ったもの。
まずは「仕事以外のシーン」と「仕事中」の2つのシーンに分けて、それぞれ「秋冬のシーズンに乾燥を感じる身体の部位」を聞いた。その結果、「仕事以外のシーン」では、「肌」と「唇」が64%で1位に並び、3位には「目」(49%)が続いた。一方で「仕事中」では、「目」(74%)が最多となり、働く女性にとって目の乾燥は深刻な問題であることがわかった。
目の乾燥についての具体的な悩みを聞いたところ、「パソコンの作業中に目が乾いて疲れやすい(埼玉県・48歳)」に代表されるように、「パソコンでの作業による目の乾燥への悩み」が多かった。「ドライアイで、外で風にあたるだけで涙が出る(石川県・33歳)」「仕事に集中するあまりドライアイに。その後は、頭痛なども起こる(兵庫県・40歳)」というように、よりひどい症状や、目の乾燥から頭痛や肩こりまでもがひどくなるといった悩みも寄せられたという。
「目の乾燥により、仕事の効率が下がってしまうことはあるか」を聞いたところ、83%の人が「ある」と回答。目の乾燥は、仕事の効率にも影響を与えていることがわかった。
「仕事の際にバッグに入れている乾燥対策グッズ」を聞くと、「リップクリーム」(71%)「ハンドクリーム」(53%)に続き、「目薬」(51%)が上位に入った。そこで「仕事中に目薬を使用する頻度」を聞いたところ、「毎日1回以上」と回答した人は49%を占めた。さらに、毎日目薬をさすという人たちに「1日当たりに目薬をさす回数」を聞いたところ、その平均値は「2.59回」だった。30分に1回以上のペースである「20回」という人も見られ、働く女性たちは目薬を多用していることが明らかとなった。
「南青山アイクリニック東京」の院長で眼科医の戸田郁子氏は、「目薬で"涙の量を補う"ことにより、乾燥している目の状態を改善することが重要です。パソコンを使うことも多い働く女性であれば、1日に何度も目薬をささなければなりません。目が乾燥したと感じた時に、こまめに目薬をさして涙液を補う必要があります」とコメントした。