西日本鉄道と西鉄旅行は、間もなく引退を迎える西鉄貝塚線313形の貸切撮影会と電車の部品・備品のオークションをセットにしたツアーを発売する。

西鉄電車313形

「貸切撮影会&オークション大会」と銘打ったこのツアーは、12月20日に午前の部と午後の部の計2回実施。各回とも西鉄貝塚線貝塚駅に集合し、313形電車で貝塚~三苫間を往復貸切運転。走行中、車内や車窓からの景色の撮影を楽しむ。往復運転終了後、貝塚駅から徒歩で多々良工場へ移動し、313形・600形の特別撮影会を行う。続いてオークション会場のアクロス福岡(福岡県福岡市)へ移動。313形電車を含む西鉄電車の部品・備品のオークションのほか、オリジナル商品の販売も行う予定だ。

午前の部・午後の部ともに定員50名で、参加費は1名1万円(小学生以上同額)。西鉄旅行専用ページのみで受け付け、定員に達し次第締め切る。参加特典として、313形ピンバッジ、ドア注意ステッカー、西鉄貝塚線路線図がもらえるとのこと。オークションのみの参加も別途受け付ける(定員80名、参加費2,000円)。

1952(昭和27)年に製造された西鉄電車313形は、強度を損うことなく車体を軽量化する「モノコック構造」を採用した日本初の鉄道車両。2両1編成が西鉄に現存しているが、来年1月24日の運行をもって引退することが決まっている。