MM総研は20日、2014年度上期(4-9月)の国内タブレット端末出荷台数の調査結果を公表した。出荷台数は過去最高の413万台となった。増加率も前年度比20.8%増となり、高い伸びを示した。メーカー別シェアでは、Appleが9半期連続1位となった。
半期別の出荷台数では、2013年度下期の406万台をわずかに上回り、過去最高の413万台となった。今年6月にNTTドコモがiPadの取扱いを開始したことで、Androidを含めたセルラータブレットが再び市場を牽引したと同社は分析している。
メーカー別出荷台数・シェアでは、Appleが1位だった。Appleの出荷台数は179万台で、シェアは43.3%となり、日本でタブレット端末が登場した2010年度上期からシェアトップを維持し続けている。次点はASUSで53万台、12.8%、3位はソニーで43.6万台、10.6%、4位はシャープで25万台6.1%、5位は富士通で22.1万台・5.4%となった。
OS別出荷台数・シェアは、Android、iOS、Windowsの順となった。Androidは198万台で47.9%、iOSは179万台で43.3%、Windowsが36万台で8.7%だった。
回線別出荷台数・シェアでは、Wi-Fiモデルが214万台で51.8%、セルラーモデルが199万台で48.2%。2013年度通期ではWi-Fiも出るが全体の67%を占めていたが、今回の結果から、セルラーモデルの割合が増加していることがわかる。
画面サイズ別出荷台数・シェアでは、屋外での利用が想定される9インチ未満のモバイルタブレットが231万台で55.9%、屋内での利用が想定される9インチ以上のホームタブレットが182万台で44.1%だった。
今後の見通しについて同社では、9インチ以上のホームタブレットが再び増加していくと予測。ホームタブレットは10インチ前後が主流となっているが、今後は11インチ以上の大画面タブレットが増えていくと見ている。2014年度通期の出荷台数見通しは、910万台で前年度比21.7%増、2015年度は1000万台に達すると予測している。
(記事提供: AndroWire編集部)