JR北海道とJR東日本は20日、北海道新幹線の列車名について発表した。北海道新幹線は2015年度末、新青森~新函館北斗間で開業予定とされている。
両社の発表によれば、北海道新幹線の列車名は運転区間ごとに異なり、東京・仙台~新函館北斗間で直通運転を行う列車は「はやぶさ」、盛岡・新青森~新函館北斗間の列車は「はやて」に決定。「お客様にとってのわかりやすさ、親しみやすさを考慮し、すでに東京から北へ向かう列車として定着している『はやぶさ』『はやて』としました」と決定理由を説明している。北海道新幹線の詳細な運行体系は、「決まり次第お知らせします」とのこと。
あわせてJR北海道は、北海道新幹線用車両H5系のシンボルマークと函館~新函館北斗間を結ぶアクセス列車用の車両についても発表している。H5系のシンボルマークは1・3・5・7・10号車の両側面(1編成10カ所)に配置し、「北海道の雄大さ」と「シロハヤブサ」をモチーフに、北海道と本州が新幹線で結ばれることによる「速達性と利便性」「地域間交流の広がり」を表現したデザインになるという。
函館~新函館北斗間を結び、新函館北斗駅で北海道新幹線と接続するアクセス列車用の車両は733系1000番台。札幌圏で運行される733系電車をベースに4編成12両が製作され、北海道新幹線用車両H5系にも採用されたパープルがメインカラーとなる。車内の座席はロングシート。このアクセス列車には愛称が付けられる予定で、JR北海道は12月22日まで愛称名募集を実施するとしている。