フィンランドのJollaがSailfish OS 2.0を搭載したタブレット「Jolla Tablet」のクラウドファンディングをIndiegogoで開始、わずか1日で目標調達額380,000ドルを突破した。
Sailfish OSは、MeeGoをフォークしたMerやQtプロジェクトを含むLinuxベースのモバイルOSだ。ジェスチャーを中心に操作するように設計されており、欧州やアジアで販売されているスマートフォンの「Jolla」はホームボタンが存在しないシンプルなデザインになっている。またマルチタスクユーザーインターフェイスが用意されていて、様々なアプリを同時に操作できる。バージョン2.0はタブレットにも対応し、パーソナライズ機能やイベント通知機能が強化されている。
JollaはSailfish OSを搭載したJolla端末がコミュニティによって成長するメリットを強調している。together.jolla.comというコミュニティサイトを用意して、改善や機能追加の要望、コメントなどを収集。スマートフォンのJollaでは、コミュニティサイトでメンバー投票が多かったトップ8の機能のうち、4機能が2014年に実現した。Jolla Tabletについても同様に、コミュニティの協力を得て製品を作り、成長させていく。
Jolla Tablet は、ディスプレイが7.85インチ(2048×1536 ピクセル)のIPS液晶、Intelの1.8GHzクアッドコアプロセッサ(64-bit対応)を搭載する。RAMは2GB、ストレージは32GBで、microSDカード・スロットも備える。背面に 5メガピクセルカメラ、前面に2メガピクセルカメラを搭載。ワイアレス機能は、Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 4.0。センサー類は、加速度センサー、環境光センサー、近接センサー、GPSなど。バッテリー容量は4300mAh。本体サイズは203×137×8.3ミリで、重さは384グラムだ。
Indiegogoで支援した人には189ドルのディスカウント価格で提供する。出荷開始予定時期は2015年5月。購入できる国・地域は、EU加盟国、ノルウェー、スイス、米国、インド、中国、香港、ロシアとなっている。