フィンランドのNokiaは11月18日(現地時間)、Android 5.0 Lollipopを搭載した7.9インチタブレット「N1」を発表した。iPad mini 3と同じ高解像度ディスプレイを備えながら、厚さはわずか6.9ミリ。上下の区別がなく向きを気にせずにUSBケーブルを差し込めるType-Cコネクタを採用している。なおN1はNokiaが直接販売を手掛けるのではなく、ブランドライセンス契約に合意し、製造・流通・販売を引き受けるOEMパートナーがNokiaブランドで提供する。最初の製品は2015年第1四半期に中国で発売される予定で、価格は約249USドルになる。

N1は本体サイズが200.7×138.6×6.9ミリで、重さは318グラム。酸化処理されたアルミニウムが本体に用いられており、本体カラーはナチュラルアルミニウムとラヴァグレイ。7.9インチ・ディスプレイは2048×1536(326ppi、アスペクト比: 4:3)のIPSパネルだ。各層のギャップをなくす構造で薄型化を実現し、内部反射も抑えた。カバーガラスにはGorilla Glass 3が採用されている。プロセッサはIntel Atom Z3580 (64-bit、2.3GHz)で、RAMは2GB。ストレージは32GB。

ワイヤレス機能はWi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0。8メガピクセルのメインカメラ、5メガピクセルのフロントカメラ、ステレオスピーカー、マイク、6軸Gyro、加速度センサなどを搭載する。ポート類は、3.5ミリオーディオジャックとmicro USB 2.0(Type-Cコネクタ)。内蔵バッテリーの容量は18.5 Wh (5300 mAh) だ。

Type-C規格のUSBケーブル

手書きでアプリやコンテンツを絞り込む「Nokia Z Launcher」

6.9ミリの薄さにフィットする小型のUSB Type-Cコネクタ

N1には「Nokia Z Launcher」というユーティリティがホーム画面に用いられている。ユーザーの端末の使い方を学習し、ユーザーのロケーションやアクティビティに合わせて最適なアプリをホーム画面に並べる。「Scribble to search」と書かれた部分に手書きしながらコンテンツやデータ、アプリを検索し、すばやくアクセスすることが可能。NokiaはAndroidスマートフォン(Andnroid 4.1-4.4)向けにGoogle PlayでZ Launcherのベータ版を公開している。