EIZOは18日、カラーマネジメント対応の液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの新製品として、31.1型4K解像度の「ColorEdge CG318-4K」を発表した。米国のデジタルシネマ規格(DCI規格)に準拠し、映像制作市場向けのモデルとなる。2015年3月20日に発売し、価格はオープン、直販サイト「EIZOダイレクト」の参考価格は540,000円となっている。

ColorEdge CG318-4K

ColorEdge CG318-4Kは、画面を調整するためのキャリブレーションセンサーを内蔵。規格や基準となるデバイスに合わせた高精度な表示調整が可能で、その後の色管理は内蔵のキャリブレーションセンサーが自動で行ってくれる。加えて、大画面の表示均一性を保つ独自回路や、電源を入れてから3分で輝度・色度・階調特性が安定する(EIZO調べ)といった機能を持つ。

デジタルシネマに用いられる規格「DCI-P3」をほぼ忠実に再現するほか、Rec.709、EBU、SMPTE-Cといった放送規格は100%カバー。また、Adobe RGBも99%カバーしている。

画面解像度の比較イメージ

上部にキャリブレーションセンサーを内蔵

ColorEdge CG318-4Kの色域

そのほか主な仕様は、液晶パネルが非光沢(ノングレア)タイプのIPS方式、画面サイズが31.1型、解像度が4,096×2,160ドット、画素密度が149ppi、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,500:1、視野角が水平垂直とも178度、応答速度(中間階調域)が9ms。

背面

側面

インタフェース

映像入力インタフェースはHDMI×2とDisplayPort×2の4系統で、65,281階調中1,024階調の表示に対応する。内部では16bitルックアップテーブルで処理し、最大表示色は10bitをサポート(約278兆色中、約10億7374万色)。そのほか、PC上のソフトウェアで本体を制御するためのコントロール用USBポート、およびUSB 3.0ハブ×3ポートを搭載。

スタンドのチルトは下5度/上35度、スウィーベルは左右344度、高さ調節は149mmで、VESAマウント100mmに対応している。本体サイズはW735×D245×H434~583mm。