文部科学省及び厚生労働省は14日、2015年3月卒業予定者の就職状況調査の結果を公表した。同調査は、国立・公立・私立大学および短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)合わせて112校で実施。回答者数は6,250名。
内定率は約7割に
大学の就職内定率は68.4%。このうち「国公立大学」の就職内定率は70.3%、「私立大学」は67.8%であった。「短期大学」の就職内定率は26.7%、「高等専門学校」は93.4%、「専修学校」は49.0%であった。
男女別にみると、「女子大学生」の就職内定率は69.4%で、「男子大学生」(67.6%)を上回った。「国公立大学」では、男女ともに70.3%、「私立大学」では男子が66.8%、女子が69.1%という結果に。文系・理系別では、「文系」の就職内定率は67.3%、「理系」の就職内定率は73.5%であった。
地域別では、「関東地区」(74.5%)、「近畿」(73.1%)で、就職内定率が7割をこえた。一方、「中国・四国」(56.9%)、「九州」(57.2%)の内定率はいずれも6割以下であった。
両省は、関係府省と連携しつつ、大学等と新卒応援ハローワークとの更なる連携の促進など、新卒者等の雇用に関する施策の推進に努めていくとコメントしている。