米AMDはこのほど、同社の組み込み向けSoC「AMD Embedded Gシリーズ」が、非営利の開発ボード・コミュニティーであるGizmoSphereが提供する新型マザーボード「Gizmo 2」に採用されたと発表した。Gizmo 2は、GizmosphereおよびElement14といったコミュニティを通じて199米ドルにて販売する。
Gizmo 2は、組み込みエンジニアや熱心な自作PCユーザー向けの開発ボード。約10cm四方の小型フォームファクタで、TDPは9W。組み込み用途では、デジタルサイネージやキオスク端末など、自作PCではエントリークラスのオンボードマザーボードのポジションをターゲットとする。
SoCにはAMD Embedded Gシリーズの「AMD GX-210HA」を採用する。CPUはデュアルコアで動作クロックは1GHz、GPUに300MHz駆動のRadeon 8000シリーズを統合する。メモリはDDR3-1600 1GB。インタフェースとして、ギガビット対応有線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI×1、mSATA/mini PCIe×1、microSDカードスロット×1などを備える。
対応OSはLinux、RTOS、Windows Embedded 7 / 8。