『インセプション』『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』(11月22日公開)の見どころに迫る約13分間の特別映像がこのほど、公開された。

左からクリストファー・ノーラン監督、主演のマシュー・マコノヒー

わずか数日で世界興行収入1億3,000万ドルを超え、世界でのオープニング記録1位を記録した本作は、地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡を懸け、そして、愛する家族の未来を守るため、居住可能な新しい惑星を探すという重大な使命を任された人間たちのドラマを描く感動作。幼い子供を持つ父親であり、重大な使命を担う元エンジニア、主人公クーパーをマシュー・マコノヒーが熱演する。

公開された特別映像は、撮影の舞台裏と、本作で描く物語について、ノーラン本人とキャスト&スタッフが激白する超貴重映像。ノーランは「これは人間を描いた映画。でも宇宙を舞台に展開する以上、僕にとって一番の大作で意欲作だ」とアピールし、「クリス(ノーラン)は作品のスケールやSF要素に人間性を盛り込み見事にバランスをとっていく」(マシュー・マコノヒー)、「出演できて幸運だったわ。傑作が多い彼の作品の中で特に壮大だもの」(アン・ハサウェイ)と、アカデミー賞受賞コンビも手ごたえを語る。

そしてノーランは、「宇宙船内部もリアルな環境にして、グリーンスクリーン撮影を避けた。まったくしてない」と徹底的にリアルにこだわったとコメント。「彼は実際に撮影することを常に目指している」(特殊効果監修のスコット・フィッシャー)、「クリスは特殊なロケ地で惑星の雰囲気を創り出すの。本物だからこそ映像がリアルなのよ」(製作のリンダ・オブスト製作)と、スタッフ陣もノーランの徹底ぶりを明かす。

さらに、最初の時点で「重力の異次元移動の観点で、科学はどこまで進歩しているか、ブラックホール周辺の重力と光の影響を科学に忠実に描こう」と思ったと語るノーラン。ワームホールに関して権威の1人である理論物理学者で、今回製作総指揮として参加したキップ・ソーンも「ワームホールを正確に描いた映画は今までなかった。ブラックホールも同じだ。今回初めて、その描写がアインシュタインの一般相対性理論に基づいている」と太鼓判を押す。


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