花王はこのほど、「2013年の年末大掃除の実施」に関する調査として、20歳~69歳の既婚女性1,000名を対象にインターネット調査および、20歳~69歳の既婚女性582名を対象に訪問調査を実施、その結果を発表した。

2013年の大掃除実施率は約6割に

大掃除の実施率は2005年にくらべ、2013年は26ポイントの低下

調査の結果、2013年の年末大掃除の実施率は61%となり、2005年実施率87%と比較すると26ポイントの低下となった。年代別の実施率には、大きな差異は見られなかった。

実施率低下の背景としては、「共働き世帯が増加して、まとめて大掃除を実施する時間が取れない」(05年:988万世帯→12年:1,068万世帯 ※総務省「労働力調査」より)、「単身世帯・核家族世帯の増加」、「住宅設備の進化により、汚れにくい環境へと変化」などが考えられるとしている。

1日でしっかり大掃除から、何日かに小分けする「小(こ)掃除」化へ

年末大掃除そのものについては、普段の掃除ではきれいにしきれないため大掃除の必要性は感じているものの、大掃除は、できるだけ「簡単に、ラクに、楽しく」にすませたいと感じている傾向となった。また、1日で集中してというよりも、何日かに分けて少しずつ行いたい、と考えられている様子がうかがえる。

大掃除そのものは必要だが、なるべく「簡単・ラク」にすませたい

大掃除の実施状況を05年と13年で比較したところ、1日のみで集中して実施した割合は、05年26%→13年13%と半減している。一方、平均実施日数は05年3.4日→13年4.3日に増加しており、何日かに小分けして実施する「小(こ)掃除」化の様子がうかがえる。

何日かに小分けする「小(こ)掃除」化が進行中

大掃除は妻主体での実施が中心で、夫の参加率は依然低い傾向に

大掃除の実施場所の上位は、「キッチン:ガスレンジ周り」「浴室」「トイレ」となった。妻と夫の実施状況を見ると、まだまだ妻主体での大掃除が中心となっている。

夫の大掃除への参加率は、依然低い状況となっている

なお、同社では昨年に引き続き、年末の大イベントの一つであるクリスマスを前に、家中を綺麗にお掃除する「クリスマスクリーニング」を提案。年末大掃除に対し負担感を感じている人が多い中、大掃除を楽しいクリスマスの準備の中に取り入れて、楽しく前向きな気持ちで取り組むことを推奨している。TVCMでは、人気子役の小林星蘭とバーバパパファミリーの共演で、「クリスマスの飾り付け準備編」「パーティ前の準備編」の2編をオンエアする。