アルーは12日、大手企業のOJT実態調査の結果を発表した。同調査は9月25日~10月2日の期間、従業員1,000名以上の企業に正社員として勤続し、自らが所属する部署に新入社員が配属された上司(管理職)150名と、OJTトレーナー150名の合計300名を対象に実施したもの。
2割が情報共有ができていない
指導している新入社員が受講している研修について、「その内容を事前に会社(人事部門・上司等)から共有されいるか、またその内容を踏まえて、日々指導しているか」という問いに対し、「共有されており、内容を踏まえ指導している」という人は52.7%であった。一方、「共有されているが、内容を踏まえて指導していない」は22.0%、「共有されているが、指導への生かし方がわからない」(6.7%)、「共有されていない」は18.7%という結果に。同調査の結果、47.3%が研修とOJTの連動に課題があることが明らかになった。
「その内容を事前に会社(人事部門・上司等)から共有されいるか、またその内容を踏まえて、日々指導しているか」 |
「今後もOJTトレーナーを担当していきたいと思うか」という質問に「とても思う」(15.3%)、「やや思う」(24.7%)とポジティブな回答をした人は全体の4割。「どちらでもない」は32.7%で、「あまり思わない」(16.7%)、「全く思わない」(10.7%)と、継続したくないという人は全体の4割を占めた。