楽天は13日、群馬県内で車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」の運行を開始した。全国で4台目、関東で初の運行となる。車両には、約1,200冊の書籍だけでなく、電子ブックリーダー「Kobo Touch」や「Kobo Arc 7」も備えている。

Kobo Touch

Kobo Arc 7

楽天いどうとしょかんは、教育振興および東日本大震災の被災地域の復興支援を目的として開始された。書籍を搭載した車両が地域を巡回するというもの。福島県、岐阜県、島根県についで、関東初となる群馬県でもこのたび運行が開始される。山間地域が多いこと、図書館設置率が全国平均より低いことから群馬県での運行が決定されたという。

車両には、絵本や児童書、学習本など約1,200冊の書籍だけでなく、楽天が提供する電子ブックリーダー「Kobo Touch」と「Kobo Arc 7」も用意。Kobo Touchは貸出用に20台、Kobo Arc 7は閲覧用に7台を備える。

Kobo Touchは、E Ink社の電子ペーパー「Pearl」を搭載した6型の電子ブックリーダー。最大約1,000冊程度のコンテンツをダウンロードして持ち運ぶことができる。Kobo Arc 7は、Android 4.4.2を搭載した7型のタブレット。電子書籍やWebサイト、音楽などのコンテンツにアクセスしやすい独自のインタフェース「コレクション」を採用した。画面の明るさを適切なレベルに自動調整したり、メールやSNSの通知をオフにするなど読書により集中できる設定にできる「読書モード」といった機能も搭載する。

同日、群馬県・前橋にて開催されたオープニングイベントには、群馬県ご当地キャラクター「ぐんまちゃん」も登場した