シニア向け宿泊予約サービスを提供するゆこゆこはこのほど、運営する宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」のメールマガジン会員を対象に、「夫婦」に関する調査を実施し結果を発表した。調査は9月22日~25日、50代以上の既婚男女に対して行われ、1,967名(男性1,552名、女性415名)から回答を得た。
夫婦の寝室は3割が「別室」、7割が「同室」
調査ではまず、夫婦の寝室について聞いたところ、約3割が「別の部屋で寝ている(31.4%)」と回答。その理由として、「いびきがうるさいため」「生活リズム(就寝時間・起床時間)の違い」「子供が独立して空いた部屋の有効活用」などが挙げられた。
一方、同室派(68.6%)は「夜中に急に体調が悪くなったとき対応できる」「お互いの健康チェックができる」など、健康面を考慮した意見が多かったほか、「東日本大震災をきっかけに、別室から同室に戻した」という意見も見られた。
さらに、夫婦の寝室と結婚年数の相関をみたところ、10年を超えるとそれ以降「別室」が3割を超えていることから、「結婚10年目がその後の夫婦の寝室を決める分かれ目になりそうだ」としている。
4人に1人が「生まれ変わっても今の夫と結婚しない」
続いて、配偶者に点数をつけてもらったところ、男性の83.9%が「70点以上」(70点以上~100点満点」の合計)と評価したのに対し、女性は64.1%という結果に。妻の夫への評価の方が厳しい結果となった。
「生まれ変わってもまた今の配偶者と結婚したいですか?」と尋ねた結果、「今の配偶者と結婚したいと思う」と回答したのは、男性44.3%、女性32.0%だった。
一方、「今の配偶者と結婚したくない」と回答したのは、男性8.1%に対して女性は24.3%と、男性を大きく上回る結果に。その理由は「年齢と共に価値観の違いが顕著になった」「同じ人生を繰り返したくないので、違う人と結婚して違う生き方をしたい」「今はいいが、若い頃の苦労が多すぎたので、あの苦労をもう一度しなさいと言われたらやっぱり無理」といった意見のほか、「結婚自体するかどうか疑問」「結婚せず一人で生き抜きたい」など、結婚自体に否定的なコメントも見られた。
夫婦関係を表す漢字、男女ともに「忍」
最後に、夫婦関係を表す漢字について聞いたところ、1位は男女ともに「忍」だった。
「忍」は一見ネガティブに捉えられる漢字だが、選んだ理由を聞くと、「自己主張が強いと円滑に進まない。多少の我慢がうまくいくコツ」「お互い生まれも育ちも違うので、我慢しあえる時は我慢をして無理を通さない事が必要」「お互いを思いやる気持ちが"忍"につながる」など、必ずしもネガティブとも言い切れないコメントが目立った。また、コメントの中に"お互いに"というフレーズが多く見られ、「自分だけでなく配偶者も忍耐してくれている」と理解した上での回答であることが伺えた。