花王はこのほど、 「2013年の年末大掃除の実施」に関する調査を実施、結果を公表した。
調査Aは2014年1月、全国の20歳~69歳の既婚女性1,000名(20代:68名、30代:214名、40代:226名、50代:241名、60代:251名)を対象に、インターネット調査にて実施。調査Bは同じく1月、首都圏の20歳~69歳の既婚女性582名(20代:37名、30代:129名、40代:153名、50代:118名、60代:145名)を対象に、訪問調査にて実施した。
大掃除の実施率は2005年87%→2013年61%と、26ポイントの低下
調査の結果、2013年の大掃除の実施率は61%となり、2005年実施率87%と比較すると26ポイントの低下となった。年代別の実施率には、大きな差異は見られなかった。
年末大掃除の実施率低下の背景としては、「共働き世帯が増加して、まとめて大掃除を実施する時間が取れない」(05年:988万世帯→12年:1,068万世帯 ※総務省「労働力調査」より)、「単身世帯・核家族世帯の増加」、「住宅設備の進化により、汚れにくい環境へと変化」などが考えられるという。
1日でしっかり大掃除から、何日かに小分けする「小(こ)掃除」化の傾向に
年末大掃除そのものについては、普段の掃除ではきれいにしきれないため大掃除の必要性は感じているものの、大掃除はできるだけ「簡単に、ラクに、楽しく」にすませたい、と感じている傾向がうかがえる。また、1日で集中してというよりも、何日かに分けて少しずつ行いたい、と考えられている。
大掃除の実施状況を05年と13年で比較してみたところ、1日のみで集中して実施した割合は、05年26%→13年13%と半減。一方、平均実施日数は05年3.4日→13年4.3日に増加しており、何日かに小分けして実施している、「小(こ)掃除」化の様子がうかがえる。
大掃除は、妻主体での実施が中心で、夫の参加率は依然低い
大掃除の実施場所の上位は、「キッチン:ガスレンジ周り」「浴室」「トイレ」となった。妻と夫の実施状況を見ると、まだまだ妻主体での大掃除が中心となっている。