日本ネイリスト協会は10月15日~20日にかけて、全国の働く女性400名と管理職100名の計500名を対象に、「ビジネスシーンでのネイルに関する調査」を実施した。
76%が「昔と比べてネイルアートの寛容度が変化している」
働く女性400名に対して、ビジネスシーンにおいてネイルをすること(もしくはしていること)についてどう思うか聞いたところ、「特に問題ないと思う(45.0%)」、「やや気になるが問題ないと思う(31.8%)」、「好感度が高い(3.3%)」と、8割以上が問題なしと回答した。
続いて管理職に対し、昔と比べて職場でのネイルアートに対する寛容度が変化しているか尋ねると、76.0%が「寛容になっている」と回答した。理由としては「昔は仕事場でおしゃれをするなんて容認されていなかった(40代/営業)」「社会的にネイルの認知度が向上しているから(30代/IT)」など、社会環境の変化を捉えた意見が多く寄せられた。
一方、部下のネイルアートに対しての管理職の印象は、肯定派51.0%(とても良い、良いと思う)、否定派49.0%(あまり良いと思わない、良いと思わない)と、ほぼ五分五分の結果となった。男女別で見ると、男性上司の72.0%が否定派であったのに対し、女性上司は好印象派が72.0%と逆の結果となっている。
ビジネスにNGなデザインは「アニマル柄」
どのようなネイルデザインがビジネスシーンにはふさわしいか尋ねたところ、好感度1位は「ホワイトフレンチ」となった。「清楚に見える(40代男性)」「年配の人からも好ましく思ってもらえそう(30代女性)」といったコメントが寄せられている。
一方「ビジネスシーンにふさわしくない」とされたのは「アニマル柄」「ロックスタッズ」だった。色に関しては、クリア、ベージュ、ホワイトといった清潔感を演出するカラーがトップを占めている。これは、働く女性・管理職ともに結果は同じで、職場のネイルデザインについてのNGラインの認識は一致していることがわかった。