日本リサーチセンターは11月10日、「NRC全国キャラクター調査 Part1:ゆるキャラ・ご当地キャラ編」の調査結果を発表した。

各「ゆるキャラ」の認知度

認知度5割以上は4キャラのみ

同調査では全国の15~79歳の男女1,200人を対象に、訪問留置法という手法で「ゆるキャラ」の認知度・好感度などを調査した。調査実施期間は10月3日~15日で、「ゆるキャラグランプリ」の開催前となる。

「ふなっしー」や「ひこにゃん」など22種類のゆるキャラを提示して認知度を調査したところ、最も認知度が高かったのは「ふなっしー」と「くまモン」で、共に92%だった。後には「せんとくん」(74%)、「ひこにゃん」(67%)と続き、これらの4キャラクターのみ認知度が5割を超えた。

男女別に認知度を見ると、「せんとくん」「ひこにゃん」「ちっちゃいおっさん」「バリィさん」「メロン熊」「ぐんまちゃん」において、女性の認知度の方が男性よりも5pt以上高かった。なお、「ちっちゃいおっさん」は男性より女子の認知度が10pt以上高く、女性の認知度では5割を超えた。

男女別・各「ゆるキャラ」の認知度

好感度はふなっしーに軍配

好きなゆるキャラをたずねたところ、1位が「ふなっしー」(38%)で、2位が「くまモン」(31%)という結果となった。ふなっしーとくまモンは認知度では同率だったが、好感度ではふなっしーがくまモンを上回る結果となった。

各「ゆるキャラ」の好感度

性・年代や地域別に見ると、全国の70代男女および中国・四国・九州エリアでのみ「くまモン」が1位で「ふなっしー」は2位となった。

また、「せんとくん」は認知度が74%と高かったが、好感度は5%にとどまった。そのほか、「この中で1つも好きなキャラがいない」という人も37%いた。